優秀句・最優秀句作品

 

【最優秀句】クリスマス夜明けはリボンとくやうに  投稿者:下町おたま
 クリスマスを迎える日の夜明けでしょう。イブの夜を、眠れないままに過ごし迎えるクリスマスの暁かも知れません。夜明けはいつもと同じはずなのにクリスマスを迎える朝の気持ちは特別なのでしょう。澄み渡った空が濃紺からやがて僅かな赤を滲ませてゆく時間です。その時間の中でクリスマスプレゼントのリボンを解くようにクリスマスの夜が明けるのだという把握が美し過ぎる一句です。静かに迎える今年のクリスマスがいつもにも増して輝かしく特別なのは何故でしょうか。作者にとっての特別なクリスマス。それは世界中の一人一人が迎える温かさと慰めに満ちた時間と呼応しつつ、作者だけの、その時を演出してくれるのです。リボンを解く優しさを携えて。
【優秀句】ヒヤシンス真白胸へ背へ聴診器 投稿者:美里
 ヒヤシンスの白は花の周りの空間をも白く輝かせるような光に満ちています。句またがりの中ほどのキッパリとした切れを挟んで病院の診察の景へと誘導する語順もよく考えられています。清潔な診察室の中でヒヤシンスの白は際立ち、患者へ当てられる聴診器の白、医師の白衣の白とも連動していて色彩の統一感も見事です。
【優秀句】オリオンやホーホーホーと木が揺れる 投稿者:璃紗
 オリオンは冬の夜空にひときわ冷え冷えと輝く星座です。見上げればすぐに発見できる大きさと明るさも持っています。その空の下に広がる黒々とした森。冬の風が木という木を揺すり音を立てているのでしょう。森の奥には梟の鳴き声。今夜は梟の鳴き声が木々を揺すっているようだと感じたのでしょう。星々と梟の声が寒夜全体を揺らしているようです。

【佳作】

 

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スケジュール
12/20〜1/22
俳句応募期間
1/30〜
応募された全俳句を公開 会員様からのコメント募集
2/13〜
最優秀句・優秀句の発表
選考方法
夏井先生が最優秀句と優秀句を選出。

 

プレゼント
最優秀句:図書券5千円分  優秀句:図書券3千円分

 

※入選作品の発表や出版に関する著作権はテレビ大阪に帰属するものとします。