これまでの放送

大調査!
街にあるクールスポット

8月6日(日) 放送

大阪府では、街の人から寄せられた「クールスポット100選」という、屋外でも涼しく過ごせるスポットを紹介しています。
今回は、街中にあるクールスポットを大調査!

中之島公園にある、
暑さを抑える最新の工夫とは!?
中之島公園の道は、保水性舗装といって、水を蓄える機能があります。
この水を蓄えやすい構造で、雨の日などに、吸収した水分を晴れた日に蒸発させ、表面の温度を低下させることができます。
地面の表面温度を見ることができる、サーモグラフィカメラを使って、普通のブロックと保水性のブロックにそれぞれ200mlずつの水をかけて、測定します。すると、普通のブロックは、48.6℃なのに対し、保水性ブロックは、46.3℃で、2℃の差が出ました。
さらに、15分後には、普通のブロックは、地面が乾いていおり、温度はおよそ48℃でした。保水性ブロックは、地面がまだ湿っており、温度は、およそ42℃でした。15分で、およそ6℃も差が出ました。25分後も、保水性ブロックは、涼しさを持続し、その差は、7℃まで開きました。
暑さ対策として“マネ”た
自然の中にあるモノとは!?
連ねて使うと日よけになるという、「フラクタル日よけ」は、公園や学校などで多く利用されています。
立体構造で、同じ形の穴が、たくさん空いているため、風の通りが良く、葉が重なり合った木かげと同じような涼しさを生み出しています。
フラクタル日よけのモデルになった木かげは、どれくらい涼しいのかを、体感温度を測定する装置を使って、測定しました。
比較するために、木かげのほかに、日なた、パラソルの下も測定します。
すると、パラソルの体感温度は、およそ34℃と、日なたとほぼ同じでした。その原因は、パラソルや芝生の表面温度が、高かった上に、パラソルで風がさえぎられていたからです。
それに対し、木かげは、4℃も低かったのです。
2020年の東京オリンピックに向けた
暑さ対策とは!?
東京オリンピックに向けて、マラソンのランナーや応援する人のために、遮熱性舗装といって、熱くなりにくい道路を作っています。
通常の道路の舗装では、太陽の光を吸収し、熱をためてしまうのですが、特殊な舗装をすることで、太陽の光を反射させ、塗装内部の熱吸収を抑えることができます。
サーモカメラで、遮熱性道路と普通の道路を見てみると、その差は、歴然で、普通の道路より、遮熱性道路の方が、およそ10度も温度が低いことがわかります。
協力先
鍋島美奈子(大阪市立大学大学院 准教授)