かがくdeムチャミタス!

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11月3日(土)

べんけいが行く!
みんなのギモン解決隊2

世の中には大人でも答えられない疑問がいっぱい。そんな疑問を徹底解明するのが、このシリーズ。今回、みんなから寄せられた疑問はどんなもの?はたして答えは見つかるのか?案内してくれるのは、我らがべんけいだ!
(1) ブラックライトを当てると、なぜ光る?
最初の疑問は、「ブラックライトを当てると光るインクはなぜ光るのですか? 大阪府大阪市 けいとくん 12歳」というもの。
遊園地やテーマパークに行ったとき、出口付近で手に透明のスタンプを押してもらうと、一度外に出ても再び入場できる。これは実は、「ブラックライト」という光を当てることで、透明だったインクを光らせ、確認しているのである。
べんけいが調べに向かったのは、ブラックライトで発光するインクなどを研究・開発している会社、SO−KEN(ソウケン)。『ブラックライトは普通の照明とは違って、紫外線を出しているライト。このライトを当てることによって、インクが光ります』と同社の岡本さんが教えてくれた。
そもそもブラックライトというのは、目に見える光とは違って、目に見えにくい「紫外線」を出している。そして、ブラックライトを当てると何でも光るわけではなく、特殊なインクが必要になる。この特殊なインクには蛍光物質が含まれていて、この物質はブラックライトの紫外線を吸収すると、目に見える“違う光”に変えるという性質を持っているのである。
このブラックライトを利用した物は、実はみんなの身の回りにもある。例えば、配達されたハガキにブラックライトを当ててみると、バーコードが浮かび上がる。このバーコードを機械が読み取ることで、スムースに仕分けができるというわけ。
さて、白い壁紙の前に立つ岡本さん。白色の光を当ててみる。普通の真っ白な壁紙だ。ところが、ブラックライトを当てると・・・いろんな絵のコラージュが浮かび上がった!ただの白い壁紙がまるでアート作品のようになった。
続いて、モノクロのポストカード。そこにブラックライトを当てると・・・カラー写真に!
どうやって作っているのだろうか?岡本さんが、あるプリンターを見せてくれる。一見、普通のプリンターに見えるが、片方に普通のインク、片方にはブラックライトに反応するインクをセット。3色の光るインクを組み合わせることで、いろんな色を表現できるというわけ。
(2) 実験!ブラックライトで光る飲み物は、いったいどれ!?
ドクとマイカちゃんも、スタジオで実験してみることに。
テーブルにはマニキュア容器に入った3種類の透明の液。ドクがマイカちゃんの指の爪に塗ってみる。そして、照明が落とされた。ブラックライトを当てると・・・爪が赤、シルバーなどに光って見えた!マイカちゃんは『いいね〜!』と大喜びだ。
照明を点けると、爪は元の透明に。マイカちゃんの爪に塗られたのは、ブラックライトに反応する液をマニキュアにしたものだった。
ここでマイカちゃんは、暗くなったとき、ドクの白衣も光っていたことに気がついた。もう一度照明を落とすと・・・やはり光る。
真っ白に見えるシャツも、実は元々白いのではなく、「蛍光増白剤」というもので繊維に白い色をつけているのだ。「蛍光増白剤」は、ブラックライトを当てると青く光る性質がある。だから、ドクの白衣も青く光っていたというわけ。
家で使う衣類用の洗剤にも「蛍光増白剤」が使われている。照明を落として、ブラックライトを当てながらビーカーの水に溶かしてみると・・・水が青白く光った!液体の洗剤でも同じ現象に。
もう一つ実験。
オレンジジュース、ウーロン茶、乳酸菌飲料、栄養ドリンクの4種類の飲み物を用意。この中で、ブラックライトに反応する飲み物は、いったいどれだろうか?マイカちゃんは乳酸菌飲料。ドクは栄養ドリンクを選んだ。
照明を消すと・・・光ったのは栄養ドリンク!実は、栄養ドリンクにはビタミンB2が入っていて、これが紫外線を吸収し、その吸収したエネルギーを緑色の光として排出するので光るというわけ。
(3) ガムとチョコを一緒に食べると、ガムがとけてしまうのはなぜ?
続いての疑問は、「ガムとチョコレートを一緒に食べるとガムが溶けてしまうのはなぜ? 大阪府大阪市 りこちゃん 9歳」。
まずは、ドクとマイカちゃんが実際に食べて試してみる。『ガムが溶けてきている!』『なくなった!』と、2人はびっくり!
どうしてガムがなくなったのかを調べるためにべんけいが訪れたのは、チーリン製菓。昭和30年代から、駄菓子屋さんでよく見かける子ども向けのお菓子を作っているメーカーだ。
『ガムには「酢酸ビニル」という物質が含まれているんですけども、酢酸ビニルは口の中に入れても、唾液で溶けたりせず柔らかくなるだけ。ただ油に弱くて、油に溶けやすい性質があるんです』と説明してくれた同社の畑さん。原料の酢酸ビニルの外見は、透明のかたまりだ。
『なるほど。でも、どうしてチョコと一緒に食べると溶けちゃうんですか?』と聞くべんけいに、畑さんが見せてくれたのは「カカオバター」。チョコレートにはこのカカオバターが含まれていて、この油がガムを溶かしてしまう、と教えてくれた。
ここで実験。
乳鉢の中に、ぬるま湯とガムを入れ、口の中でかんだときと同じような状態にする。そこへ溶かしたカカオバターを加えて、さらにすりつぶす。すると・・・ガムの固まりはなくなり、液体だけになってしまった!
今度は、サラダ油を使ってガムをすりつぶしてみると・・・やはり、液体だけになってしまった。
ということで、ギモンの答えは、「ガムが溶けてしまうのは、チョコにカカオバターという油が含まれているから」だった。

協力先

SO-KEN、チーリン製菓