これまでの放送:2015年6月6日

「川の王者・サクラマスを獲る」

釣りを極めた人たちが狙う魚…
釣れない魚の代名詞…今回のターゲットは川の王者・サクラマスだ。
場所は秋田県を流れる雄物川の支流・玉川。スペシャリストの本波幸一が追った。

サクラマスは謎の多い魚、生態については、未だその全てが解明されてはいない。秋から冬にかけて川で生まれ、1年を川で過ごした後、海に出て回遊しながら成長し、3年目に産卵のため、生まれた川に戻ってくるという。ちなみにサクラマスの中でも、海に出ずに一生を川で過ごす個体がいる。つまり陸封型のサクラマス、それがヤマメである。

さて、サクラマス釣りは産卵のために遡上してきたタイミングを狙うのだが、川に戻ってきたサクラマスは、ほとんどエサを食べないため極めて釣り上げることが難しい。シーズンを通して1本も釣れないことなど珍しくない。
本波幸一は、このサクラマスをはじめ、イトウやアメマスなど、いわゆる太平洋サケ属の大型魚を専門に狙い30年以上、自ら大物釣り士を名乗る。釣りのスタイルはストイックで、黙々とキャストを続ける姿は、まるで狩人のようである。そんな本波に憧れる釣り人は少なくない。

本波曰く、サクラマス釣りの魅力は「力強いファイトと、銀色に輝く魚体の美しさ、そして何と言っても釣り上げた時の優越感」という。
初日、朝4時半、玉川に掛かる松倉橋上流のポイントからスタート。サクラマスは川が蛇行している所の外側、いわゆるアウトサイドベンドにいることが多い。本波はシンキングミノーとスプーンを使い分けながら中層からボトムを丹念に探っていく…。しかしアタリはおろか魚の気配さえない。結局5箇所をランガン、13時間キャストし続けたがノーヒット。サクラマス釣りの難しさを改めて思い知らされる。

二日目も朝4時半から川に立ち、すでに5時間が経過するも何の反応もなし。本当にサクラマスはいるのだろうか…、そう思い始めた時だった。
ギュンッ! ドラグが走り、ロッドが弧を描く!!
場所/ポイント
秋田県・玉川
取材地連絡先
秋田県内水面漁業協同組合連合会
TEL:0183-52-3121