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原爆症訴訟 国の基準は不十分 

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71年前 長崎で被爆し
現在 関西に住む2人の原告が
国に原爆症の認定を求めて
起こしていた裁判。

大阪地裁はきょう
国の基準は充分でないと指摘し、
原爆症と認定する
判決を言い渡しました。

訴えていたのは
奈良県と兵庫県に住む
いずれも84歳の男性と女性です。
2人は原爆投下の数日後に
長崎市内に立ち入って被爆しました。
その後、心筋梗塞や乳がんなどを
発症したため、
2012年に国に原爆症の認定を
申請しましたが、却下され
認められませんでした。
2013年に国の基準が緩和され、
原告の2人に対しても新しい基準による
見直しが行われましたが、
ここでも2人の認定申請は却下されました。
大阪地裁は判決で

「新しい被爆線量の基準も
現実の被爆者の現状に
合致していない」 と指摘。
さらに心筋梗塞などの発症は、
高齢化や高血圧など
他に原因があるとの
国の主張に対しても

「他の原因もあるが
放射線被爆と相まって
発症したと考えるのが自然で合理的」

と原爆症と認定しました。