



水の都大阪
その中心を流れる大川が、ひときわ華やぐ季節がやってきた。
はるか千年の昔、菅原道真公の御霊(みたま)を鎮める為に始まった大阪天満宮の夏大祭。
日本三大祭のひとつに数えられる伝統の祭り
水と共に生きてきた浪速っ子の思いを今に受け継いでいる。
川に漕ぎだし、穢れ(けがれ)をはらい、清涼なる心身で神を迎える・・・
これこそ、水の都の祈りのカタチだ。
今年もまた、めぐりきた大阪の夏この一瞬に全てをかけ、歌い、踊る浪速っ子たち
そして、祭りはクライマックスを迎える。
夜空をこがす大輪の花火いやがおうにも祭の感動をかきたてる。
太閤秀吉の時代に始まった、伝統の船渡御(ふなとぎょ) まるで、時代絵巻をみるようだ。

空を舞台にした色の競演、花火色、それは時に人の心を躍らせ、時に癒してもくれる。
今、好みの色を使って、塗料を作り出すことができる。
建物の内装や外装にその色を使うことも可能だという。
好みの色で部屋を染める。
そう、まるで空を花火で染めるように・・・