大雨被害 各地に深い爪あと

近畿地方では9日に梅雨明けしたとみられると発表されましたが
各地で大雨の被害が影を落としています。
今回の豪雨でこれまでに100人を越える死亡が確認され
9日午後2時時点で80人以上の安否が分からなくなっています。
近畿地方では京都府綾部市で土砂崩れによって3人が亡くなるなど計7人が犠牲に
大阪府内では床上浸水や住宅が全壊するなどの被害が相次ぎました。
土砂崩れが発生した高槻市内の民家では幸いけが人はなかったものの
9日も流れ込んだ大量の土砂や家具の撤去作業に追われました。
【住人】
「住んでから20年ここまでの事はなかった」
くらしへの影響も出ています。
宅配大手のヤマト運輸と佐川急便は
浸水被害や道路の寸断などにより集荷・配送が困難として
中国・四国地方を中心とした被災地への荷物の取り扱いを一時取りやめています。
また、西日本各地と関西圏の物流を担うJR貨物も
姫路から西への列車の運転がストップし再開のメドが立たないなど
今回の豪雨は多くの被害と影響をもたらした大災害となりました。