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青酸連続殺人 二審も死刑

青酸化合物を使用した連続殺人事件の裁判、
大阪高裁は一審に続き死刑を言い渡しました。

【五味多宏和記者 リポート】
「大阪高裁はきょう弁護側の控訴を退け、一審の死刑を支持しました。
筧千佐子被告はときおり手を動かす程度でジッと判決内容を聞き、
最後は傍聴席に一礼をして法廷を後にしました」

一連の事件の発端は2013年12月、京都府向日市で筧被告の夫、
勇夫さんが自宅で死亡しているのが見つかった事件。
勇夫さんに青酸化合物を飲ませて殺害したとして
筧被告が逮捕されました。
筧被告が勇夫さんの死後、数千万円の遺産を相続していたことがわかり
この事件をきっかけに、筧被告の周辺で複数の男性が
死亡していたことが判明しました。

筧被告は、内縁関係にあった大阪や兵庫の男性にも
青酸化合物を飲ませ殺害したなどとして逮捕・起訴されました。

裁判では、認知症とされる被告の責任能力が争点となり、
一審の京都地裁は、被告の責任能力を認め死刑を言い渡しました。

二審の大阪高裁でも弁護側は
「被告は重度の認知症で責任能力や訴訟能力を失っている」として
無罪を訴えていました。

24日の判決で大阪高裁は、いずれも筧被告の犯行と認定したうえで、
「被告には現時点でも完全責任能力と訴訟能力があり、
一審判決は正当である」と死刑を言い渡しました。

【筧千佐子被告弁護団 堀和幸主任弁護士】
「認知症というのは年月の経過で進んでいく。
(認知症の鑑定など)何らかの事実取り調べをしてもらいたかった。」

弁護団は筧被告と相談のうえ、最高裁への上告手続きをしたということです。

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