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関電記者会見で疑惑は晴れたか?会見のポイント

 

 

 

ここからは関西電力の取材に当たっている杉原記者とお伝えします。

Qきょうの関電の会見、どういった点がポイントとして挙げられるのでしょうか?

はい。まず何よりも注目されていたのが、高浜町の森山元助役から、不透明な金品を受け取った20人とは一体誰なのか?そしていつどのような金品を受け取っていたのかについてです。1回目の会見ではこうした具体的な説明を 関電はほとんど行わず批判が集まっていました。きょうの会見でこの点について、
関電は次のように説明しました。

VTR
【氏名と金額を公開】

こちらが金品を受け取っていた役員の一部です。20人の内、12人の氏名を公表しました。最も多いのは鈴木聡(すずき・さとし)常務執行役員で実に1億2千万円を超える金品を受け取っていました。その中には現金に加え、金500グラム、スーツ14着などが含まれていました。金額の最も大きい鈴木常務、2番目に多い豊松元副社長、そして現経営トップの八木会長はいずれも原子力事業畑の出身です。
今回、公表された12人のうち、大半は原子力事業本部を担当していたという経緯があります。原発に関わる関電幹部らと森山氏との強い関係性が伺えます。受け取った総額はおよそ3億2千万円、きょうの会見でこのうちスーツなどを含む3487万円分が未返却だったことも公表されました。こちらが今回発表された役員らへの処分内容です。1億2千万円を超える金品を受け取っていた鈴木常務は【厳重注意】    とのことです。あまりにも軽すぎる処分だと思います。取締役会にもこの処分内容は周知されず、関電社内には公開もされていなかったわけですから、身内だけで軽い処分で済ませようとしていたのではないか    と考えられます。なぜ、こうした金品の受け取りを続けたのでしょうか?
VTR
【森山氏から恫喝を受けた】

関電の幹部たちから長年、恐れられていたというこの森山氏、関電側から発注を受けていた複数の会社の役員などを務めていたことがわかっています。関電からこうした会社への便宜供与はなかったのでしょうか。

VTR
【便宜供与はなく正式なプロセスで発注】

Q岩根社長は1回目の会見と同じく、あくまでも便宜供与はなかったとの主張でしたね。

はい。しかし森山氏は関電の子会社である関電プラントで30年以上にわたり顧問を務め、さらに報酬も受けとっていたことがわかっています。森山氏が深く関わっていた吉田開発は関電側からの原発関連事業の発注を121件受けていて、売上がこの5年で6倍に急増しています。受注側にも発注側にも深く関与していた構図が浮き彫りになっている中で、きょうの関電の説明だけでは便宜供与の疑いが晴れたとは言いがたいと思います。

Qきょうの会見でもう一つ注目されたのが、一連の問題に対する経営責任についてです。

VTR
【進退について】

関電は独立した外部の専門家などによる調査委員会を設置し、年内をめどに調査報告をまとめる予定です。森山氏から金品提供を受けた者が他にもいなかったかどうか、また、原子力事業以外の分野も含め森山氏以外の人物との間にもこうした事例がなかったかなどを調べるとしています。一連の疑惑の説明責任をしっかりと果たしてほしいと思います。

 

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