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デレク・トラックスは、’79生まれ。叔父はオールマン・ブラザーズ・バンドの結成時からのドラマー、ブッチ・トラックスである。デレクというファーストネームは、熱心なロック・ブルースファンであった両親が、当時クラプトンが在籍し、「いとしのレイラ」などのヒット曲を放った「デレク&ザ・ドミノス」からとって名づけたものである。彼の言葉を借りれば「ギターより身長が小さかったころ」からギターを弾きはじめ、最初は手の小ささをカバーするためにスライドギターを始めたと語っている。
愛器はギブソンSGとフェンダーのヴィンテージアンプ、ボトルネックはデュアン・オールマンと同じ、ガラス製の薬ビン。それに指弾きから繰り出される独特の乾いたサウンドが合わさって、彼の表情豊かなプレイを創り上げている。 |
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