解禁直後の和歌山県日高川での鮎釣りをお送りする。アングラーは関西を代表する数釣りのベテラン・西角喜昭と群馬県の利根川をホームグラウンドにする25歳の新鋭・山口隆。
釣行初日。山口は原日浦の瀬を攻める。ここは押しの強い早い流れが連続するいわゆる急瀬だ。激流・利根川で腕を磨いてきた山口が最も得意とするポイントだ。山口は背バリとオモリを併用したいわゆるナマリ背バリ仕掛けで急瀬のアユを次々とヒットさせて行く。速い流れの中でもオトリの泳ぎを安定させることができるナマリ背バリは関西の釣り人にはまだ馴染みがない。攻めにくい急瀬で次々と野アユを掛けてゆく山口のテクニックは必見だ。
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ベテラン西角は川幅が広く水深の浅い姉子の瀬に入った。解禁二日目のこの日はポイントが釣り荒れ、野アユの追い気はよくない。西角はハリスを長目にとり、引き泳がせ釣りで攻める。ポイントを広範囲に探りながら追い気のない野アユを追わせる。微妙なテンションで糸を張っては緩め、緩めては張る。その繰り返しでオトリを自在に泳がせながら野アユを掛けてゆく。
タイプの異なる2人の釣り人の技に迫る。 |
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【出演者】
・西角 喜昭 ・山口 隆 |
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【取材地連絡先】
日高川漁業協同組合 0738-52-0339 |
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※タックル図をクリックすると拡大図が見られます。
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| ロッド |
アバンサー
早瀬抜95MN/急瀬抜95MN |
| 天井糸 |
スペクトロン スーパー天井糸0.6号 |
| 水中糸 |
メタセンサー エムステージ
0.05〜0.07号 |
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