毎週土曜午後9:54放送 桂小米朝のハートフル大阪
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  2003年1月25日放送
冬の鶴見緑地でバードウォッチング!

大阪市立環境学習センター 最近世間では環境問題への関心が高まってきましたが、「環境のことをもっと詳しく知りたい」だとか、「エコロジーについて学びたい」。そうお思いの方は「生き生き地球館」の愛称でお馴染みの、鶴見緑地にある大阪市立環境学習センターがおすすめです。

 世界各地の環境の違いや変化を体験できるコーナー、環境についての相談ができるコーナーなどがあり、楽しみながら地球環境について学ぶことができます。

 生き生き地球館から一歩外に出ますと、そこは、小川のせせらぎはあるし、稲藁は積んであるし、「ここホンマに大阪市内なん?」って疑ってしまうような田園風景が広がっていました。ここ自然体験観察園も生き生き地球館の学習施設です。里山の田園風景を再現した自然の中、農業体験や自然観察会などが実施されています。

 次に、鶴見緑地内の大池にやってまいりました。目の前にはカモがいっぱい!望遠鏡を覗いている人を発見しました。大阪に棲む野鳥のことなら何でもおまかせのバードウォッチングのスペシャリスト、米道綱夫さんです。米道さんといっしょに冬の水鳥を観察し、お話しを伺いました。

 バードウォッチングする時の注意点ですが、まず、鳥を驚かさないっていうことが第一だそうです。鳥は、たいてい人間と50mくらいの距離を保っていそうですが、こちらの大池では、エサをあげたりするので人間に近寄ってきて間近に見ることができるんです。

 昔から日本では、湖や河川のわんど、干潟などをめざしてたくさんの渡り鳥が飛来してきたものですが、残念なことに最近その数が少なくなってきたそうです。しかしここ鶴見緑地の大池では今年もたくさんの渡り鳥が飛来しているといいますから、ここではいつ来ても野鳥たちの様子を見ることができるんです。

 2月16日に環境学習センターで、「鶴見緑地で冬の水鳥を見よう!」という自然観察会講座が開かれます。今回案内してくださった米道さんも講師として参加されます。寒い日が続くと、家から出にくいものですが、冬にしか出会えない鳥たちを観察しにあなたも参加されてみてはいかがですか。

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バードウォッチングをする小米朝さん
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台の上の鳥たち
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鳥の群れと人の様子
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