今年も大阪市立美術館に国内で最大規模を誇る公募展「日展」がやってきました。その長きにわたる伝統は明治40年「文展」の名称で歴史がはじまり、名を「日展」としてからは、今回で34回目。常に日本美術界をリードし続け、数々の著名作家を輩出してきました。今回の大阪展では、全国を巡回する日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の指定作品275点に加えて、関西地元作家の入選作品283点の展示も行われています。
今回は、甲子園短期大学教授で日展会員でもある綱島徹夫さんにお話しを伺いました。入選作品を決めるポイントですが、見た瞬間に、何かが伝わってくる。それが絵の魅力ということだそうです。
いい絵はどんな傾向であれ、魅力があります。もっとおもしろい絵を描くためには、綱島さんもお話しされていましたが、失敗を恐れないことだそうです。
さて、「第34回日展」は3月23日まで、大阪市立美術館で行われています。初の試みとなる日展出展作家による作品解説も開催されます。日本美術界を代表する巨匠たちの作品を、また未来を担う新進作家の作品をぜひご覧下さい。
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