現在大阪市立の高校は２５校あるんですが、最近では社会の変化や生徒たちの様々なニーズに合わせてそれぞれ魅力ある高校づくりを進めているようです。今日はその中から２校をご紹介しましょう。

まずは、今年で創立６３年を迎えた、生野工業高校。高校３年間で、様々な工業の基礎技術や創造力を身につけ、次代を担う「ものづくりのエキスパート」の育成を目指しています。

出発進行！念願のミニチュア蒸気機関車。走ってる、走ってる～！

続いてはこちら、ソーラーカー！もちろん生徒たちの手作りで、時速はなんと６０ｋｍも出るんだそうです。

生野工業高校では、昨年から地元の小学生たちに「ものづくりの楽しさ」を伝えるための交流も行っています。

続いては、一昨年誕生したばかりの扇町総合高校。「総合高校」というのは、自分の進路や興味に応じて、好きな科目を選択できる新しいスタイルの高校なんです。こちらの学校では、「国際観光」「大阪文化」「環境科学」「マーケティングデザイン」などユニークに富んだ６つの系列が設けられていて、生徒ひとりひとりが、将来何をやりたいかについて考えながら、自分の時間割を作っています。この日は、旅行業務や観光業務を学ぶ、国際観光系列の生徒さんが企画した「夏休みバスツアー」の打合せで海遊館を訪れました。この企画は、実際にお客さんを募集して行う、本格的な観光ツアーなんです。

生徒の中には「観光業務に関する国家資格」に合格した人もいますから、参加したお客さんも満足したことでしょう・・・！

来る９月６日大阪ドーム９階スカイホールで「大阪市立高校展」が行われます。これは、今回ご紹介した２つの高校をはじめ、大阪市立高校全２５校それぞれの特色ある教育活動を紹介するもので、この日だけで市立高校の全てが解けるようになっています。中学校のみなさん、保護者のみなさん、ぜひお越しになってください！