Angler アングラー
Profile プロフィール
中西毅(なかにしつよし)
磯でのチヌフカセ釣りにハマり、チヌの習性を利用した釣法を追い求めるチヌフリーク。広島県下をホームグラウンドに瀬戸内はもとより、チヌを求めて全国を釣り歩く一方で、チヌを対象とした協議会にも積極的に参加を続けるマルチアングラー。2011年に開催された第30回Ｇ杯争奪全日本がま磯（チヌ）選手権で、全国優勝を果たし、翌年の同大会で連覇を果たす実力派だ。
Tackle タックル
がま磯ブラックトリガー 06-53
チヌ釣りにおける遠投性を重視したフカセ用竿が、中西氏愛用の「がま磯BLACKTRIGGER（ブラックトリガー）」だ。穂先のパーツをやや短く、太く設定することで楽に遠投でき、持ち重り感を軽減させた。また穂先パートを短めに、ほかの番手を少しずつ長く取ることで、竿全体にパワーを持たせ大型チヌとのやり取り時も、竿全体で受け止め浮かせ、寄せることができる、今回の渚からの遠投釣法には最適の竿となっている。0.6号と1号の2アイテムがあり、長さは5.3mのワンサイズ。
チヌR
遠投時のアワセが効き辛い状況下でも口の堅いチヌにしっかりと刺さり込むよう、ナノスムースコート加工が施された、汎用性の高いチヌ鈎が「チヌＲ」。今回は4号を使用したが、製品としては１～６号がラインアップされている。アピール力が高くカモフラージュカラーとしても好まれる「チヌイエロー」を採用したタイプもあり、こちらは１～５号の５アイテムが設定されている。
Target ターゲット
チヌ（クロダイ）
釣りの対象魚としては、日本で最も身近でファンが多く、釣法もバリエーションに富んでいるのが今回のターゲットであるチヌ（クロダイ）だろう。岩礁帯や砂泥底、障害物周りなど様々なシチュエーションに生息し、食性も幅広い分、チヌを狙った釣法も多い。今回は、一見何もない海水浴場のような砂浜からの渚釣りだが、そんなところでも少し変化があればエサを求めて群れで回遊してくる。黒潮域よりも内湾や河口域を好んで生息し、チヌの多い瀬戸内ではいたるところにポイントが存在する。
Field フィールド
広島・宮島周辺
広島県西部に位置し、日本三景の中で安芸の宮島として知られ、平成８年に世界遺産に登録された厳島神社を有する宮島一帯は、チヌの魚影の濃いエリアとして釣り人にはつとに有名だ。宮島周辺はカキ養殖の産地としても知られ、無数の筏群が浮かぶ。これらの筏群を始め、広島県西部から山口県にいたる海域には大小の島が多く、チヌはもとより、マダイなどの釣り場としても知られる。
