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先日、念願かなってアオリイカのエギングに初挑戦した水野裕子。しかし、底取りもままならずアタリもゼロ、結局何もできずに終わった。落ち込んでいた水野たが、ある噂を耳にする。「エギング以外にもうひとつアオリイカ釣りがあるらしい・・・」水野は、紀伊半島の最南端にある和歌山県串本へ飛んだ。

もうひとつのアオリカ釣り、それがヤエン。エサの生きたアジを泳がせ、一旦イカを抱きつかせる。その後、ヤエンと呼ばれる針金の先にイカ掛け張りのついた釣具を道糸にかけ、ロープウェイのように滑らしてイカを掛ける。

なぜ、こんなまどろっこしい釣りなのか?最初とまどっていた水野だが、名手・岡啓太郎の指導のもと次第にヤエンの面白さにはまっていく。何しろエサのアジには針がついておらず、いつ逃げ出すか分からない。またヤエンを投入しても、上げてくるまで掛かっているのどうか分からない。その緊張感が他の釣りにはない魅力。
初日、ビギナーズラックで2ハイ上げた水野は「いつもより疲れたけど、面白い!!」

2日目も順調にイカを乗せる水野。ヤエンを習得したか、と思いきや落とし穴が待っていた。イカを根から切る際に、バラしてしまう。納竿間際にも乗せるが、連続のバラシ。一度もヤエンを触らずに終了。
精神的ショックは大きかったようで「天国と地獄を一瞬にして味わった」
ハラハラドキドキのヤエン。お楽しみに! |