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今回は沖縄でジギングを楽しむ。アングラーはソルトルアーフィッシングのスペシャリスト古谷秀之と栗山佳尚の二人。

1月18日、二人は那覇から北東に約100キロ離れた国頭郡東村にある東漁港にやってきた。この時期の沖縄といえば西風を受け、海が荒れる日が多い。東シナ海に面した西側の場所はなかなか沖に出ることが出来ないのに対し、ここは太平洋に面し南東に向いているため、冬でも比較的安定して釣りを楽しむことが出来る場所だ。おまけに東村から北はヤンバル(山原)と呼ばれ自然が多く残っている地域で、漁港は少なく、海はほとんど未開拓といってもいいほど荒れていない。

朝8時、出船。メインターゲットはカンパチ。沖縄では「うきむるー」と呼んでいる。この時期は5キロ前後のサイズがよく釣れる。

走ること約30分、ポイントに到着した。水深は100メートルほど。二人は200グラム前後のメタルジグを落とし、速めのワンピッチジャークで海底付近を丹念に探る。すると早速二人にヒット。上がってきたのは沖縄で「あかじん」と呼ばれるスジアラ、地元では高級魚だ。しばらくはあかじんが続いた二人だったが、1時間ほどしてようやく栗山が小型のヒレナガカンパチをヒット。しかしこの日は北東から吹く13メートルの風で船が流されてしまい、すぐにポイントがずれてしまい後が続かない。

とはいえさすがに本島北部太平洋側の海は荒らされていないだけあって色んな魚が二人を楽しませてくれる。

そうこうしながら夕方になり、ようやくアベレージサイズのカンパチが釣れ始めた。湧き上がる二人。単発ながら初日はそれぞれ3尾で終了した。

そして二日目。昨日と打って変わって釣り始めからカンパチの連発に大盛り上がり。栗山には9キロオーバーの、この時期としてはまずまずいいサイズまで飛び出した。

今回の沖縄でのジギングは、カンパチのほかにもたくさんの魚が釣れた。みーばい・ガーラ・やまとながいゆー・おーまち・ちんばにー・じゅーざぎら・ひーふちゃー・みーしび(全て沖縄での呼び名)etc

カンパチを釣る二人のテクニックはもちろん、色んな魚が釣れる豊かな本島北部太平洋側の海も楽しんで欲しい。
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