
川の王者、サクラマス。
サクラマスは川で産まれ、1年を川で過ごした後、
海に出て回遊しながら成長し、3年目の春に産卵のため、
産まれた川に戻ってくるという。
サクラマスの中には降海せずに川で一生を過ごす陸封型と呼ばれる個体がいる。
それがヤマメである。
サクラマス釣りは本来、産卵のために川を遡上してきたタイミングを狙う。
しかし、個体数が少なく、遡上の際にはほとんどエサを食べないため、
極めて釣るのが難しい。
今回は、川に遡上してくる前の、海を回遊するサクラマスを狙う、
「海サクラマス」に挑む!
遡上前のサクラマスは、ベイトを盛んに捕食する。
そのため、ルアーへの反応も格段に良い。
アングラーはソルトルアーフィッシングのエキスパート、高橋慶朗。
そして、北海道在住、海サクラマス釣りのエキスパートであり、
海サクラマス専用ルアーの開発も手がける、佐藤博之。
舞台は海サクラマス発祥の地、北海道。
ここでは、河川でのサクラマス釣りが禁止されているため、
海から狙うようになったという。
3月下旬、初日は函館の磯場からスタート。
海中の根に居ついたサクラマスを狙うが、反応はなし。
その後も、ポイントを転々とし、キャストとリトリーブを繰り返す、我慢の釣りだ。
翌日、好ポイントが点在するせたな町に移動。
ようやく反応があったのが夕マヅメ。
佐藤のルアー目掛けてサクラマスが追尾してきた!
高橋「いますね!サクラマス!」
ようやく目の前に姿を現したサクラマスに高橋の気持ちも昂る。
最終日、せたな町からさらに北上し、島牧村へ。
気付けば、初日の函館から実に300kmもの距離を移動してきた。
すると、遂に佐藤にヒット!
竿が力強く引かれ、勢い良くしなりを見せる!
果たして本命サクラマスか!?
幻の魚を追い求めた、総距離300kmの旅路!
お楽しみに!