和歌山県白浜地区の保護司会の研修会として、本作品の上映会を実施。30代~70代の保護司の方と保護観察官14人が参加。上映後には各保護司から映画に関する意見や感想が寄せられるとともに、更生支援の在り方や課題について意見交換が行われました。
映画についての意見・感想
・ドキュメントを通じて、米国の仮釈放制度や職親プロジェクト等様々な機関や制度が関わっていると感じました。草刈健太郎氏の活動、何らかの形で応援させて頂きます。
・一人の対象者を更生させる事の大変さを改めて感じました。草刈様の活動がすごいと思いました。「誰かがやらなければ」という言葉が印象に残りました。
・保護司としては、中々この様な更生支援をしていくのは難しいが、対象者に対してはずっと信じる姿勢、見捨てることなく好きでいてあげる事が大切だと感じた。 (思い込み、偏見を捨てて…)
・子供の頃の事が左右された方が多い。やはり何年たっても中々抜け出せない。更生される方は少ないのかなあ。 辛かった過去を乗り越え、兄弟で乗越えている話も聞き、頑張ってほしいです。
・犯罪を一つでもなくすために更生支援に活動されているエネルギーに感服しました。再犯防止・更生支援のため職親プロジェクトが大きく活動されてきていることがすばらしいと感じました。
・働く力、生活環境を整えていくことの大切さを感じました。持っている力を発揮して生きていくことは中々難しい世の中だなあ…
・これからも微力ながら更生を支える活動に関わっていきたいと思いました。
・研修会として、このようなドキュメンタリー映画での研修は、改めて意義深いと思いました。新しい分野で良かった。
・「保護担当をしているものは当該者に何度も裏切られるが、めげずに更生をサポートすることが重要である。」と認識した。ただし保護司は裏切らない。
・「おまえの親になったるで」…なんと重い言葉だと感じ、対象者を持ったことのない私には保護司が務まるのか心配になってしまったが、映画の中で犯罪者に向けてかけていた言葉が胸に響き参考になった。
・引受人になり更生の手助けの行動はものすごい行動力と思った。職親プロジェクトの大切さ、更生を受け入れる社会、更生に努めている本人のカウンセリングの継続体制があれば…。
・自分が同じことをすることは難しいと思うが、草刈氏が犯罪者の家庭環境の負の連鎖を止める役割を果たしていることは貴いことと思う。