感動のエッセイのドラマ化。深い病に疲れた患者の心にしみる優しい病院があった…
西田敏行が原作者の院長を熱演。

番組内容

長野県にある美しい自然に包まれた八ヶ岳中央病院は在宅看護や緩和ケアに力を入れる、患者がほっとできる優しさにあふれた病院だ。院長の太田章を中心に医師、看護師たちは患者と一緒に病いと闘っている。太田の妻と娘は海外旅行中だ。太田が最近気にかかるのは東京の下町で一人暮らしをしている父親・清太郎のこと。長野へ来て一緒に暮らそうと誘っているのだが、頑固な清太郎はなかなか首を縦に振らない。

番組内容２

さて太田は、末期ガンで入院している竹田満夫から退院したいと相談を受けた。病院スタッフは無謀なことだと難色を示すが、自分らしく大好きな仕事をしながら最期を迎えたいと訴える竹田の希望を聞き入れ、病院もサポートする事になった。また三年前この病院で高校生の息子の最期を看取った母親の杉本登美子は、看護師を目指して病院付属の学校で勉強中。登美子は実習で妊産婦の富田まゆみの担当をすることになった。

番組内容３

お腹の子の父親は会社の不倫相手で望まれた子ではなかった。その上、まゆみは過食と嘔吐を繰り返しており、精神的にも危険な状態だった。まゆみは無断外出し病院は大騒ぎになる。さらに自殺未遂を起こすほど追い詰められたまゆみに、登美子は自分の経験を優しく聞かせて励ますのだった。

出演者

太田章…西田敏行
　竹田満夫…柄本明
　富田まゆみ…岡本綾
　瀬戸豊…小野武彦
　桜木俊夫…田山涼成
　森透…山口馬木也
　鶴見絵理…末永遥
　看護師長・青山…梅沢昌代
　杉本登美子…泉ピン子（特別出演）
　太田清太郎…大滝秀治　ほか

原作脚本

【原作】鎌田實「がんばらない」「あきらめない」（集英社・刊）より
【脚本】矢島正雄

監督・演出

【演出】和田旭