十津川警部シリーズ第15弾の『尾道・倉敷殺人ルート』。尾道・倉敷のツアーバスがバスジャックされる。事件は二転三転し、知能的な罠と悲劇が待っていた。

番組内容

尾道・倉敷２泊３日のツアーバスが突然消えた。バスジャックであった。報を受けた十津川警部を戦慄が襲った。十津川の恩人でかつて鬼刑事といわれた船木三郎夫妻（高松英郎・野口ふみえ）がそのバスに乗っていたのだ。騒然としたバス会社には三郎の息子で十津川の部下の船木刑事（西村和彦）と姉夫婦を心配する麻美（菊池麻衣子）の姿があった。

番組内容２

犯人から身の代金要求があり、十津川警部と亀さん（伊東四朗）が乗り出した。犯人の要求を呑んだ警部は一億五千万を宝石にかえ木島（山村紅葉）に託した。携帯電話で犯人の指示に従った木島は、タクシー、電車と乗り換え、レンタカーで東名高速に乗り岡山に向かった。警部と犯人との激しい知能戦のなか、岡山の手前のサービスエリアで、一瞬の隙に車ごと宝石を奪われてしまった。警察の大失態である。

番組内容３

人質救出最優先のやさき、乗客の、氷山夫妻（新井康弘・坂尾直子）が、川に落ちた車の中で溺死体となって発見された。驚いたことに、モデルガンとスタンガン、そして、奪われた宝石を身に着けていたのであった。その上、人質とバスは倉敷のホテルに無事に着いたのだ。

番組内容４

人質とダイヤが無事に戻ったことと、氷山夫妻の犯人説で、事件解決にみえたなか、尾道の海岸で久保（鈴木ヤスシ）の死体が発見され、新たな謎が浮上。十津川警部、亀さん、船木刑事の再捜査が始まって…。

出演者

十津川警部…渡瀬恒彦
小川麻美…菊池麻衣子
船木一郎…西村和彦
西本刑事…堤大二郎
本多捜査一課長…小野ヤスシ
木島カヨ…山村紅葉
日下刑事…若山騎一郎
吉岡晴美…鮎ゆうき
吉岡宏…ダンカン

出演者２

船木三郎…高松英郎
船木君子…野口ふみえ
氷山敬介…新井康弘
氷山美也子…坂尾直子
木島和義…石田太郎
鬼頭久三…デビッド伊東
久保誠…鈴木ヤスシ
亀井刑事…伊東四朗　　ほか

原作脚本

【原作】西村京太郎（講談社刊）

【脚本】長坂秀佳

監督・演出

【監督】脇田時三