「牡丹と薔薇」 #7 #8

  • 数奇な運命に翻弄され、過酷な人生を辿りながらも、自らの信じる道をひたむきに生きる姉妹・真世と香世の、30年にも及ぶ壮大な物語【全60話】

  • 番組内容

    昭和45年、看護師の鏡子は、愛する男・豊樹の裏切りを許せず、豊樹が結婚した富貴子との間に誕生したばかりの赤ん坊を略奪し、ぼたんと名付け密やかに育てます。
    溢れんばかりの愛情をかけて…。失意の豊樹と富貴子は、翌年次女・香世に恵まれ、悪夢を忘れ去るためにも心血を注いで育てます。こうして実の姉妹である真世と香世は、大人になるまで、お互いの存在を知ることなく成長するのです。

  • 番組内容2

    しかし運命のいたずらは、二人を一つ屋根の下に住まわせる選択をします。妹・香世は大富豪の令嬢として、そして姉・真世はそのお手伝いさんとして。やがて二人に、真実を知る日が訪れます。しかし、その時、同時に一人の男・由紀雄を愛していて…。
    「無私の心」ですべての愛情を注ぐ真世。対極とも言える「利己」に生きる香世・姉妹がその後選択した生き方とは…。

  • あらすじ

    #7「怨念の遺書…」
    鏡子が野島家のガレージで自殺未遂を起こす。泰造は富貴子に知られないよう速やかに処理をするが、富貴子は鏡子の遺書を見つける。富貴子は鏡子の病室を訪ね、豊樹のことをあきらめるよう辛辣な言葉を浴びせかける。数日後、鏡子は退院。豊樹のものが全てなくなっている部屋を見て、号泣する。

  • あらすじ2

    六月、豊樹と富貴子の結婚式が盛大に行われる。富貴子は妊娠六ヵ月の身重だったが、気づいた客は誰もいなかった。美晴は鏡子に手切れ金を渡し、豊樹に接近しないという誓約書を書かせる。十月、富貴子が女児を出産。豊樹は病院へ駆けつけるが、その姿を鏡子がじっと見ていた。

  • あらすじ3

    #8「消えた赤ん坊」
    富貴子が女児を出産。「真世」と命名される。病院で豊樹らの動向を探っていた鏡子は、深夜、新生児室に忍び込み、富貴子の赤ん坊を連れ去る。翌朝、赤ん坊が突然消え、病院では大騒ぎ。富貴子は半狂乱になる。刑事が事情聴取に来て、身代金目的の誘拐事件も視野に入れるという。

  • あらすじ4

    その頃、鏡子はマンションで、泣き叫ぶ赤ん坊の世話に手を焼いていた。新聞で事件のことが報道され、追いつめられる。数日後、刑事の調べで、不審な女性が赤ん坊を略奪した可能性が出てくる。富貴子は鏡子が犯人に違いないと主張する。刑事が鏡子のマンションを訪ねる。

  • 出演者

    大河内奈々子
    小沢真珠
    神保悟志
    北原佐和子
    川上麻衣子
    新藤恵美
    峰岸徹
    西村和彦 ほか

  • 原作脚本

    【脚本】
    中島丈博

  • 監督・演出

    【演出】
    西本淳一、油谷誠至、皆川智之、藤木靖之