「牡丹と薔薇」 #9 #10

  • 数奇な運命に翻弄され、過酷な人生を辿りながらも、自らの信じる道をひたむきに生きる姉妹・真世と香世の、30年にも及ぶ壮大な物語【全60話】

  • 番組内容

    昭和45年、看護師の鏡子は、愛する男・豊樹の裏切りを許せず、豊樹が結婚した富貴子との間に誕生したばかりの赤ん坊を略奪し、ぼたんと名付け密やかに育てます。
    溢れんばかりの愛情をかけて…。失意の豊樹と富貴子は、翌年次女・香世に恵まれ、悪夢を忘れ去るためにも心血を注いで育てます。こうして実の姉妹である真世と香世は、大人になるまで、お互いの存在を知ることなく成長するのです。

  • 番組内容2

    しかし運命のいたずらは、二人を一つ屋根の下に住まわせる選択をします。妹・香世は大富豪の令嬢として、そして姉・真世はそのお手伝いさんとして。やがて二人に、真実を知る日が訪れます。しかし、その時、同時に一人の男・由紀雄を愛していて…。
    「無私の心」ですべての愛情を注ぐ真世。対極とも言える「利己」に生きる香世・姉妹がその後選択した生き方とは…。

  • あらすじ

    #9「疑惑のミルク缶」
    行方不明の赤ん坊の捜査のため、刑事が鏡子のマンションを訪ねる。鏡子は赤ん坊などいないと否定。それ以上の追及を許さなかった。納得できない富貴子はこっそり鏡子のマンションに忍び込み、粉ミルクの缶を見つける。そこへ、赤ん坊を抱いた鏡子が帰ってくる。

  • あらすじ2

    鏡子はとっさに赤ん坊を浴槽の中に隠し、粉ミルクは自分が飲んだと言い逃れる。絶望する富貴子に、美晴は出生の秘密を明かし、母親の名乗りをする。一年後、鏡子は別のアパートに引っ越し、「ぼたん」と名付けた女児と平穏に暮らしていた。一方、富貴子は二人目の子を出産。愛らしい女の子だった。

  • あらすじ3

    #10「孝行娘と我儘娘」
    昭和四十七年十月、鏡子が育ててきた富貴子の子、ぼたんは満一歳の誕生日を迎える。一方、富貴子は女児を出産。「香世」と名付けられる。昭和六十年十一月、鏡子は板前の友重と結婚。ぼたんは中学二年生になり、三歳下の弟・和人をかわいがっていた。鏡子はぼたんには実の父親は死んだと話していた。

  • あらすじ4

    看護師に復帰した鏡子の病院に偶然、冬子が入院。二人は顔を合わせるが、お互いに何も気づかなかった。香世はわがままな中学一年生だった。ある日、冬子の見舞いにいった香世が、ぼたんと偶然顔を合わせ、言葉を交わす。

  • 出演者

    大河内奈々子
    小沢真珠
    神保悟志
    北原佐和子
    川上麻衣子
    新藤恵美
    峰岸徹
    西村和彦 ほか

  • 原作脚本

    【脚本】
    中島丈博

  • 監督・演出

    【演出】
    西本淳一、油谷誠至、皆川智之、藤木靖之