終 「牡丹と薔薇」 #59 #60

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数奇な運命に翻弄され、過酷な人生を辿りながらも、自らの信じる道をひたむきに生きる姉妹・真世と香世の、30年にも及ぶ壮大な物語【全60話】
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番組内容
昭和45年、看護師の鏡子は、愛する男・豊樹の裏切りを許せず、豊樹が結婚した富貴子との間に誕生したばかりの赤ん坊を略奪し、ぼたんと名付け密やかに育てます。
溢れんばかりの愛情をかけて…。失意の豊樹と富貴子は、翌年次女・香世に恵まれ、悪夢を忘れ去るためにも心血を注いで育てます。こうして実の姉妹である真世と香世は、大人になるまで、お互いの存在を知ることなく成長するのです。
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番組内容2
しかし運命のいたずらは、二人を一つ屋根の下に住まわせる選択をします。妹・香世は大富豪の令嬢として、そして姉・真世はそのお手伝いさんとして。やがて二人に、真実を知る日が訪れます。しかし、その時、同時に一人の男・由紀雄を愛していて…。
「無私の心」ですべての愛情を注ぐ真世。対極とも言える「利己」に生きる香世・姉妹がその後選択した生き方とは…。
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あらすじ
#59「退院の日の衝撃」
香世から腎臓を提供してもらったぼたんは、順調に回復していた。隣の病室にいる香世のことが気にかかるが、由岐雄から元気だと聞かされ、安心する。それからまもなく、歩けるようになったぼたんは香世の病室を訪ねる。香世は目が見えないことを悟られないように、必死に取り繕う。香世が退院。続いて、ぼたんも退院の日を迎える。象造に付き添われてぼたんが帰宅すると、由岐雄と香世が待っていた。
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あらすじ2
香世は努めて自然に振る舞おうとするが、ぼたんは香世の目が見えないことを見抜く。責任を感じたぼたんは、香世の面倒は自分がみると言い出す。
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あらすじ3
#60「永遠の姉妹愛」
ぼたんは失明した香世と信州の別荘で二人きりで暮らし始める。半年後、麗香がぼたんを恋しがって泣く。象造は、二人を野島家に呼び戻し、由岐雄、麗香も含めて、五人で一緒に暮らそうと提案する。由岐雄は麗香を連れて、別荘へ向かう。信州の別荘に到着した二人が見たものは…。(終)
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出演者
大河内奈々子
小沢真珠
神保悟志
北原佐和子
川上麻衣子
新藤恵美
峰岸徹
西村和彦 ほか
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原作脚本
【脚本】
中島丈博
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監督・演出
【演出】
西本淳一、油谷誠至、皆川智之、藤木靖之