「新・愛の嵐」 #1 #2

  • 時代や運命に翻弄されながら身分の差を越えて純愛を貫く男女の物語【全65話】

  • 番組内容

    昭和2年、甲州の大地主・三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかるは、父・伝衛門が横浜から連れてきた孤児で使用人の鳥居猛にやがて惹かれていく。しかし戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせてゆく…。

  • あらすじ

    【#1】
    恐慌の足音が聞こえる昭和二年、山梨県白部村。三枝家は数十軒の小作農家を抱えた大地主で当主は伝衛門。妻・絹との間に、文彦(11)とひかる(7)がいる。伝衛門はしばしば横浜へ通っていた。そこには馴染みの芸者・琴子がいた。その夜も伝衛門は琴子の家で過ごしていた。すると、腹をすかせた一人の少年が台所に忍び込んでくる。伝衛門は少年に食事を与えるが、翌日、帰りの汽車の中へ少年がついて来る。

  • あらすじ2

    少年は天涯孤独で、名前はないという。歳は九歳だった。野生児のように乱暴で粗雑だが、なぜか憎めないその少年を、伝衛門は屋敷に連れて帰る。

  • あらすじ3

    【#2】
    伝衛門は横浜から名もない孤児を連れて帰る。絹は嫌がり、子どもたちも薄気味悪がる。が、伝衛門は少年の目が三年前に亡くなった次男の猛の目に似ていると思い、親近感を持つ。少年は木に登ったり、横浜で覚えた英語の歌を口ずさんだりする。猛も木登りが得意で、英語の歌が好きだったことから、ひかるは少年を猛と呼ぶ。女衒の欣造が三枝家に来る。伝衛門は欣造に少年の身元調べを頼む。

  • あらすじ4

    一方、絹は欣造から琴子のことを聞き出す。少年が伝衛門と琴子の子どもかもしれない、と疑う欣造に、絹は動揺する。伝衛門の指示で、少年は正式に猛と名付けられる。

  • 出演者

    藤谷美紀
    要潤
    石原良純
    北原奈々子 ほか

  • 原作脚本

    【脚本】大久保昌一良

  • 監督・演出

    【演出】金子与志一