「新・愛の嵐」 #9 #10

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時代や運命に翻弄されながら身分の差を越えて純愛を貫く男女の物語【全65話】
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番組内容
昭和2年、甲州の大地主・三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかるは、父・伝衛門が横浜から連れてきた孤児で使用人の鳥居猛にやがて惹かれていく。しかし戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせてゆく…。
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あらすじ
【#9】
家を出た絹は行くあてもなくさまよい、光明寺の山海和尚のもとにたどり着く。その頃、琴子は伝衛門との別れを決意。必死に引き止める伝衛門をふりきって、横浜へ帰っていく。和尚と話して気持ちの落ちついた絹は、三枝家へ帰ろうとする。そこへ、猛が迎えにくる。伝衛門の計らいで、猛は学校へ行くことになる。絹が真新しい学生帽を買ってくれたので、思わず、嬉し泣きしてしまう。
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あらすじ2
張り切って家を出た猛の前に、文彦と小作の息子・太郎、吾作、孝一が立ちはだかる。太郎は猛の帽子を小刀で切り刻み、文彦は教科書を田んぼにばらまく。その日、猛は学校へ行かなかった。
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あらすじ3
【#10】
文彦のいじめで学校へ行けなかった猛は、学校から帰った文彦に襲いかかる。伝衛門に取り押さえられるが、怒りの理由は言わなかった。ひかるはずたずたにされた猛の帽子を見つけ、文彦の仕業だと察する。伝衛門と絹もそれを知り、心を痛める。猛の怒りはおさまらず、ついに包丁まで持ち出す。それを見た和尚は叱りつけ、寺の松の木に猛を吊るす。和尚の忠告によって、伝衛門は文彦に水行をさせる。
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あらすじ4
三枝家の跡継ぎとして、もっと強い人間になるようにと。ひかるは寺に駆けつけ、手の爪が潰れるのもかまわず、吊るされた猛の縄をほどく。
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出演者
藤谷美紀
要潤
石原良純
北原奈々子 ほか
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原作脚本
【脚本】大久保昌一良
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監督・演出
【演出】金子与志一