「新・愛の嵐」 #27 #28

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時代や運命に翻弄されながら身分の差を越えて純愛を貫く男女の物語【全65話】
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番組内容
昭和2年、甲州の大地主・三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかるは、父・伝衛門が横浜から連れてきた孤児で使用人の鳥居猛にやがて惹かれていく。しかし戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせてゆく…。
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あらすじ
【#27】
三枝家の海運業は船「白部丸」も手に入り、初航海に向かって着々と準備が進んでいた。目下の心配は、鉱物資源買い付けのための資金の融資が下りるかどうかだ。そんなとき、文彦が伝衛門に札束を差し出す。伝衛門は受け取らないが、猛の忠告によって、文彦の意見を聞く。文彦は危険な海運業から手を引くよう主張。さらに、三枝家の維持のため、小作人を切り捨てるべきだ、と力説する。
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あらすじ2
伝衛門は烈火のごとく怒り、絹も今度という今度は文彦に失望。ひかると猛を結婚させたほうがいいのかもしれない、と思い悩む。翌日、銀行から突然、融資の凍結を言い渡される。
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あらすじ3
【#28】
いよいよ出航が目前に迫った矢先、銀行から突然、融資の凍結を宣告される。絶望する伝衛門に、文彦は大河原商会からの融資を勧める。勇作の罠だ、とひかるは反対するが、小作人たちのことを思うと、伝衛門の心は揺れる。猛は大河原商会に乗り込み、勇作につかみかかる。そこへ、伝衛門が飛び込んできて、勇作に融資を申し込む。勇作は伝衛門に土下座をすることを強要。伝衛門は床に頭を擦りつけて、融資を頼み込む。
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あらすじ4
翌日、伝衛門は土地と屋敷の権利書を勇作に渡し、金を借りる。安心したのも束の間、出航許可が突然、取り消される。
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出演者
藤谷美紀
要潤
石原良純
北原奈々子 ほか
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原作脚本
【脚本】田部俊行
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監督・演出
【演出】島崎敏樹