ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十七部
#8「嘘泣き父子の二人旅・久保田」
#9「異国の娘が抱いた謎・男鹿」 -
#8番組内容
水戸老公一行は久保田へ。老公は旅の薬売り、秀次と息子・正吉と知り合った。二人は全く薬が売れず、正吉は空腹で泣き出してしまう。哀れに思った老公は秀次から薬を買うが、実は二人は本当の父子ではない。旅の途中、無宿者の秀次と親のいない正吉がふとしたことで出会った。二人は父子のふりをして正吉の嘘泣きで人々の情けにすがり、ここまで旅を続けてきたのである。秀次と正吉は親切な飯屋の女・お豊の家にやっかいになる。
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#8番組内容2
二人を父子と信じたお豊は、正吉に献身的な愛情を注ぐ。片や、秀次は土地の悪党・泰蔵にうまい話があると声をかけられ、盗人の手伝いをさせられる。一方、正吉は物産問屋・大黒屋忠兵衛と妻のお清と出会う。子供のいない大黒屋夫婦は正吉を我が子のように可愛がる。さて、久保田では物産問屋の真砂屋が、町奉行の芹沢徳右衛門に取り入って、久保田の商いを独占しようと企んでいた。真砂屋と芹沢にとっては大店の大黒屋が目障りだ。
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#8番組内容3
芹沢は泰蔵を使って大黒屋を始末するよう真砂屋に悪知恵を授ける。泰蔵はあと腐れなく使える秀次に目を付け、大金が手に入ると唆し、大黒屋を殺すよう命じる。大黒屋を付け狙い隙をうかがう秀次だったが、当の大黒屋が正吉を可愛がっていることを知り驚いた。しかし、泰蔵を裏切れば、たちまち自分が殺される…。途方にくれた秀次は、ついに大黒屋に正吉を養子にしてくれるよう頼み込み、こっそりと逃げ出そうとするが…。
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#9番組内容
水戸老公一行は、なまはげで有名な男鹿に着いた。一行は土地の漁師・峰吉と妹のたえと知り合い、二人の家に投宿する。老公は二人が家の一室に謎の娘・小夜をかくまっていることを知る。小夜は日本語が達者で会話に不自由はないが、記憶をなくしている。峰吉が漁に出た時、遭難していたところを助けたというが、異国の人間を見つけたら役所に届けるのが決まりで、隠しておくことは重罪だ。
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#9番組内容2
その頃、男鹿の海には黒鯱という頭目が率いる海賊が出没していた。黒鯱一味は、金品だけでなく人の命も奪う残虐さで恐れられていた。廻船問屋、北海屋の船も襲撃され被害を受けるが、お娟たちの調べで、北海屋とは黒鯱が世を忍ぶ仮の姿で、黒鯱は郡奉行の橘倉之助と手を結び、悪事を重ねていたと分かる。
老公は小夜が乗っていた船も海賊に襲われたのではないかと推理する。記憶を戻そうと船で沖に出るが、成果は得られなかった。
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#9番組内容3
老公がにらんだとおり、小夜は本当の名は明鈴(メイリン)という。父親と共に清国から日本へ向かう途中黒鯱に襲撃され、父親は殺されたのであった。一方、黒鯱は死んだと思っていた小夜が生きていることを知る。小夜の記憶が戻れば自分たちの悪事が露見する。橘と黒鯱は小夜と峰吉を捕らえ、始末しようとする。
鬼若とアキがなまはげに扮装し、悪を懲らしめる。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
風の鬼若…照英
アキ…斉藤晶
おけらの新助…松井天斗
風車の弥七…内藤剛志
静枝…池内淳子 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】
岩田元喜(#8)
山田孝行(#9)
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監督・演出
【監督】
矢田清巳(#8)
金鐘守(#9)
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