ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十七部
#15「三下り半は御免蒙る・宮古」
#16「美人妻と武士の一分・遠野」 -
#15番組内容
老公一行は宮古に到着する。老公は藩御用を勤める宮古で一番の海産物問屋・陸奥屋の主人夫婦・利平と志津が離縁の危機にあることを知る。夫婦は跡取り息子の芳次郎に嫁・楓を迎え、商いも引き継いで肩の荷を降ろした。志津はこれを機に、実家の母・たきが営む小料理店を手伝いながら暮らしたいと利平に相談するが、利平は猛反対。話がこじれ、志津は店を飛び出した。利平は戻って欲しいと頭を下げるが、志津の気持ちは変わらない。
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#15番組内容2
老公はそれぞれの言い分を聞きながら、元の鞘に戻るよう言葉を添えるが、二人に復縁の気配はない。
ところで宮古の廻船問屋・田島屋七兵衛は、藩御用の特権を手に入れて商売を独占したいと企んでいた。田島屋は代官の大谷多門に金を握らせ、陸奥屋の失脚を画策する。
陸奥屋にお城から海産物を納めるよう注文が入った。田島屋はこれを陸奥屋を追い落とす好機と考え、蔵に火を放ち陸奥屋が集めた品物を消失させる。
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#15番組内容3
大谷は直ちに陸奥屋を呼び出し、藩御用の鑑札を取り上げる。芳次郎たちは必死に代わりの品を探すが、すべて田島屋に買い占められていた。陸奥屋の危機を知り、志津も駆けつけるがなす術がなく途方にくれる。
落胆する志津にたきが救いの手を差し伸べる。たきは四方八方手を尽くし、独自のつてを頼って必死に品物を集めたのだ。志津と老公そして助さん、格さんはそれを代官所に運び込むが…。
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#16番組内容
老公一行は遠野に着いた。老公は勘定方の侍・貫井平九郎とその妻・由紀と出会う。人々の信頼が厚い藩の御用商人・美濃屋惣兵衛の援助を得て、由紀は子供たちに読み書きを教えている。平凡で特に取り柄のない平九郎に釣り合わないほど美しく若い由紀が嫁になったことが、妬み半分で城中の噂になっていた。格さんがそろばんが得意だと知り、平九郎は仕事で持ち帰った帳簿の計算を手伝ってもらう。仕事がはかどり平九郎は大喜びだ。
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#16番組内容2
ところで由紀は城代家老・宮前左近の茶会に招かれ、偶然宮前と米問屋・布袋屋市兵衛の話を聞いてしまう。その時、殿様のお墨付きという言葉と二人の慌てたような態度に不安が残る由紀だった。
程なく美濃屋が宮前に呼び出され、藩の御用を取り上げられる。身に覚えのない仕打ちに反発する美濃屋に、宮前は殿様のお墨付きを見せ、これは殿様の意向であると声を荒げる。藩御用は今後、布袋屋が引き受けることとなった。
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#16番組内容3
美濃屋を襲った突然の不幸に驚く平九郎と由紀。平九郎は宮前の腹心・川辺周蔵が隠している二重帳簿を発見し、宮前と布袋屋が年貢米の横流しをしている証拠を掴む。風車の弥七は、布袋屋が各地で闇取引を企ててきた悪商人だと老公に報告する。平九郎は帳簿を老公に託し、自分は宮前の不正を殿様に訴えるため盛岡へ。だが平九郎は宮前の配下に捕まり、由紀までも捕まってしまった。宮前は平九郎を脅し、帳簿を取り戻そうとするが…。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
風の鬼若…照英
アキ…斉藤晶
おけらの新助…松井天斗
風車の弥七…内藤剛志
静枝…池内淳子 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】
山田孝行(#15)
岩田元喜(#16)
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監督・演出
【監督】
森本浩史(#15)
井上泰治(#16)
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