ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十七部
#19「耐えて忍んだ嫁いびり・山形」
#20「男意気地の悪退治・松島」 -
#19番組内容
水戸老公一行は、紅花の栽培が盛んな山形に着いた。庄屋・嘉兵衛の仕事場では、人々が総出で紅花の出荷の準備に精を出す。病にふせる嘉兵衛に代わって女房のお梶が仕事を仕切り、嫁のおはなが献身的に嘉兵衛の看護をしていた。嘉兵衛とお梶の息子で、おはなの夫・信太郎は、すでにこの世になく、七回忌が間近に迫っていた。その準備も慌しく行われていたが、お梶は事あるごとに小言が絶えず、厳しくおはなに指図する。
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#19番組内容2
おはなは息子の太一と一緒に暮らせることを心の支えにして、お梶の嫁いびりに耐えていた。
ところで、お梶が紅花を安く買い叩くので、人々がほとほと困り果てていた。農民たちはおはなに、お梶の値の決め方が納得できないと相談する。おはなが人々の苦しみを訴えてもお梶は聞く耳を持たない。お梶は人々を苦しめてまで工面した金を、郡奉行の塚田頼母に貢いでいたのである。塚田の機嫌を損ねては庄屋の立場が危ういからだ。
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#19番組内容3
金に困った人々は高利貸しの伝造から借金せざるを得ない。その金がまた塚田の懐へ入る。風車の弥七の調べで、老公は塚田の悪巧みを知る。
さて、信太郎の七回忌に訪れた塚田はおはなを見初め、お梶におはなを差し出すよう強要する。その頃、京都の奉公先から山形へ帰っていたおはなの幼なじみ・平吉は、おはなの難儀を知り、おはなと太一を連れて町から逃げようとするが…。
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#20番組内容
水戸老公は松島へ。老公は、仕事を斡旋する口入屋の親方・長兵衛と知り合った。長兵衛は困っている人を見過ごすことができない性分で、町の人々からは頼りにされているが、女房のお兼は毎度騒動に巻き込まれ、苦労が絶えない。この二人の娘・お久は、お兼に迷惑ばかりかけている長兵衛を冷ややかに眺め、呆れている。ところで、松島では代官の高村左内が高利貸し・烏の権太を使って人々から金を巻き上げ、私腹を肥やしていた。
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#20番組内容2
船宿の主・嘉兵衛の店を乗っ取ろうとする権太の悪企みを知り、長兵衛は代官所に訴え出る。だがまともに取り合ってもらえず、長兵衛は憮然とする。
一方その頃、役人の不正を取り締まるため各地を巡っている、目付役の江川将監が松島に入ったという噂が届く。高村は悪事を重ねて蓄えた金が江川に発見されるのではないかと恐れている。高村はその金を誰にも怪しまれない長兵衛に預け、江川の探索をやり過ごそうと考えた。
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#20番組内容3
高村は、甘い言葉で長兵衛を騙し、手なずける。代官に頼りにされていると思い込んだ長兵衛はご機嫌だ。
だが、思いのほか厳しい江川の追及を受け、言い逃れできないと観念した高村は、証拠隠滅を図り、長兵衛の命を狙う。やっと悪事の片棒を担がされたことに気付いた長兵衛は、代官の悪事を江川に訴えるため代官所に乗り込むが、そこには老公も呆れるさらなる悪者が控えていた…。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
風の鬼若…照英
アキ…斉藤晶
おけらの新助…松井天斗
風車の弥七…内藤剛志
静枝…池内淳子 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】
よしだあつこ(#19)
岡本さとる(#20)
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監督・演出
【監督】
金鐘守(#19)
和田圭一(#20)
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