ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十七部
#21「おとぼけ主従の珍道中・白石」
#22「嘘から出た真ごころ・二本松」 -
#21番組内容
水戸老公一行は、紙作りで名高い白石に着いた。老公は紙漉きの工夫をしながら新しい紙を作ろうと研究を重ねる職人の佐久間鹿之介に感心する。鹿之介は元は武士だが、父親が不始末をおこし、現在は浪人となって紙作りに専念している。
その頃、仙台藩の藩史を編纂するための史料を探している、下河原与一郎が下僕の峯蔵を伴って白石を訪れていた。
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#21番組内容2
下河原は紙に関する書類を調べながらその一部が欠けていることに気付いた。実は紙奉行の島貫宗兵衛が紙問屋の河津屋平助と結託して紙を横流しし、私腹を肥やしていたのである。
さて、十五年前に養子に出した息子を密かに探していた峯蔵は、鹿之介がその息子であることを知る。鹿之介が元気でいることを喜びながらも、自分が父親だと名乗ることは、はばかられるのであった。
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#21番組内容3
一方、紙の売買で不正が行なわれているとにらんでいる鹿之介は、下河原に詳しく調べてもらうよう峯蔵に頼む。
悪事が露見することを恐れた島貫は下河原と峯蔵、鹿之介を捕らえ、まとめて始末しようとするのだったが…。
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#22番組内容
水戸老公一行は二本松へ。この辺りは鬼婆の伝説の話が語り継がれる土地だ。一行は伝説に出てくるような、さびれはてた旅籠に宿を取る。
宿は女主人のお松が切り盛りしており、風来坊の捨吉が仕事を手伝っている。
その宿を明け渡すようならず者の権蔵が、お松にしつこく迫る。
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#22番組内容2
実は最近、宿の近くで温泉が発見され、材木問屋の宝来屋甚兵衛が、お松を追い出した後、温泉宿を作って儲けようと企んでいたのだ。宝来屋の後には代官の稲村主膳が付いており、権蔵は嫌がらせを繰り返す。
捨吉は権蔵からお松を守ろうと抵抗するが、権蔵の子分たちには歯が立たない。捨吉が傷つけられるのを見て、お松は心が揺れる。
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#22番組内容3
ところが実は、捨吉は、お松を懐柔させるために宝来屋が宿に送り込んだ男だった。お松の情に訴えて宿を明け渡すよう仕向ける魂胆だ。
だが、親身になって捨吉の体を心配するお松の真心に触れ、捨吉は次第に自分の嘘を恥じ、お松のことを母親のように思うようになるのだが…。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
風の鬼若…照英
アキ…斉藤晶
おけらの新助…松井天斗
風車の弥七…内藤剛志
静枝…池内淳子 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】
横山一真(#21)
岩田元喜(#22)
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監督・演出
【監督】
上杉尚祺(#21)
和田圭一(#22)
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