ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十八部
#9「世捨てお公家の悪退治・敦賀」
#10「人情長屋の心意気!・福井」 -
#9番組内容
水戸老公一行は敦賀へ。腹痛に苦しむ新助を休ませる場所を探して、一行は静かな庵に辿り着いた。庵の主人は、実は公家の大納言九条良房だ。大納言は争いの絶えない世をはかなんで、名を隠して貧しい暮しをしていたが、老公は大納言が吹く笛の音を聞き、その人が大納言本人ではないかと気付いた。
ところで敦賀では公家の近衛少将が、海産物商、西海屋と結託して、勅令だと偽り、土地の商人らから莫大な金を集めようと企んでいた。
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#9番組内容2
また少将は、町で薬問屋、橘屋の娘、お菊を見初め、側女に差し出すよう強要する。
その少将と西海屋の最悪の企てはアヘンの密貿易である。アヘンの中毒で京都や大坂ではたくさんの人が苦しんでいた。風車の弥七が、少将たちの悪事の証拠をつかんだ。
しかし、公家である少将の悪事を武家の老公が裁くことははばかられる。老公が身分を明かして大納言に相談すると、しばらく時間がほしいとの返事であった。
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#9番組内容3
だが、少将はお菊を我が物にしようと橘屋をだまし、目に余る悪事を繰り返す。老公が成敗するために少将の宿に押しかけると、少将は公家の権威を笠に着て、老公に裁かれる立場ではないと開き直る。そこへ、大納言が現れるが…。
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#10番組内容
水戸老公一行は福井に着いた。老公が知り合った浪人の柏木源之丞と小太郎父子は、空腹のため立ち上がることもできず、城下にある長屋に居候することになった。長屋の住人は貧しいながらも心優しく、父子は駕籠屋の松と喜六の部屋で寝起きすることになり、芸者のお葉がかいがいしく食事の世話をする。
福井では奉行の笠原嘉門が物産問屋、汐北屋と結託して地上げを企て、私腹を肥やそうとしていた。
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#10番組内容2
汐北屋の息のかかった悪党、儀平次が地上げのじゃまになる長屋の人々を追い出そうとするが、柏木が儀平次と子分たちを追い払った。長屋の人々は拍手喝采で大喜びだ。
柏木は二刀流の使い手で、助さんとも互角に渡り合う腕前だ。
柏木は実は黒姫藩の剣術指南役なのだが、江戸で暗殺の危機にあった若殿を救い出し、黒姫へ向かう途中であった。小太郎が若殿、太郎丸その人である。
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#10番組内容3
柏木と太郎丸を亡き者にしようと狙う、すご腕の刺客、押方庄二郎が二人に迫る。長屋の住人たちは柏木たちを逃がそうとするが、太郎丸は、これ以上逃げ隠れせず、刺客に立ち向かうというのだが…。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
おけらの新助…松井天斗
山内志保…小沢真珠
風車の弥七…内藤剛志 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】
山田孝行(#9)
岡本さとる(#10)
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監督・演出
【監督】金鐘守
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