ドラマコレクション「水戸黄門」

  • 水戸黄門 第三十八部
    #11「にわか侍一直線!・郡上八幡」
    #12「縁は切られぬ偽親子・岐阜」

  • #11番組内容

    水戸老公一行は、郡上八幡へ。老公は領内に入る関所で役人に不当な税金を取り立てられ、不審に思った。
    一方、老公は正義感の強い、勘定方の侍、原田吉之助に出会った。吉之助は農民出身だが、養父の原田武平は吉之助の人柄にほれこんで家督を継がせることにしたという。
    しかし、吉之助は城内では上役、同僚から、「にわか侍」と呼ばれてさげすまれ、辛い思いを重ねていた。

  • #11番組内容2

    それでもくじけず、鍛練と学問を怠らない吉之助に老公は好意を抱く。ところで郡上八幡では、病に伏している城代家老の目を盗み、藩政をあずかる月番家老の西脇刑部が両替屋の鳴海屋と手を結び、税を操作して私腹を肥やし人々を苦しめていた。
    特に農民たちは年貢を厳しく取り立てられて、日々の食事にも困るほどだ。老公が関所で税を取られたのも西脇の悪事の仕業である。

  • #11番組内容3

    風車の弥七は農民たちが疲れ果てて希望を無くし、一揆を考えるほど追い詰められていると老公に報告する。一揆を起こせば、たくさんの死人が出、人々の暮らしはさらに苦しくなる。吉之助もその危機を察知し、農民たちに思いとどまるよう説得する。
    その頃、城代家老の病が癒えて、回復に向かう事が分かった。悪事が露見することを恐れた西脇は、人の良い武平に全ての罪を負わせ、自分たちは逃げおおせるよう画策するのだったが…。

  • #12番組内容

    老公一行は岐阜に到着した。老公は名産の岐阜提灯を作る作業場を見学し、提灯の金具を作る錺職人、圭造と出会う。圭造の息子、金太は父親の下で見習い仕事に励んでいた。最近腕を上げ、一人前の口を聞く金太を圭造は厳しく窘める。圭造と金太は実は本当の父子ではないが、金太はそのことを知らない。
    そんな折、圭造のかつての泥棒仲間、亥之吉が訪ねてくる。圭造はどんな鍵でも開ける名人だったが、今はすっかり足を洗っている。

  • #12番組内容2

    亥之吉は藩の御用金が眠る開かずの蔵を開けてほしい、これが最後の仕事だと、圭造に持ちかける。
    実は家老の筒井平太夫と勘定方役人、増岡藤五郎が公金を使い込んでしまい、その穴を埋めるために蔵に隠された金に目を付けていたのである。その鍵は亥之吉の手には負えず、亥之吉は圭造ならばと考えたのだ。亥之吉は、圭造が金太の実の父親を殺してしまった過去を金太にばらすと、圭造をしつこく脅す。

  • #12番組内容3

    ところで、この頃体調が優れない圭造を心配した金太は、高麗人参を盗もうとして藩の薬草園に忍び込み捕らえられる。この罪は重く、打ち首を免れないという。亥之吉は蔵の鍵を開ければ、金太を助けると圭造に約束する。
    金太の命を救うため、圭造は禁じていた技を使い、見事蔵を開けるのだった。
    だが、筒井と増岡は金さえ盗み出せれば、圭造と金太そして亥之吉ももろとも殺してしまおうと企んでいた…。

  • 出演者

    水戸光圀…里見浩太朗
    佐々木助三郎…原田龍二
    渥美格之進…合田雅吏
    疾風のお娟…由美かおる
    おけらの新助…松井天斗
    山内志保…小沢真珠
    風車の弥七…内藤剛志 ほか
    (※シリーズ出演者)

  • 原作脚本

    【脚本】
    山田孝行(#11)
    岩田元喜(#12)

  • 監督・演出

    【監督】金鐘守

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