ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十八部
#13「弥七に恋した影の女・尾張」
#14「盗っ人最後の恩返し・浜松」 -
#13番組内容
尾張に着いた水戸老公は若い頃の学友、津田清芳を訪ねる。清芳の孫娘、美沙によると、清芳は数日前、何者かに襲われて意識不明の危篤状態だという。老公が声をかけると清芳は謎の言葉を残して息を引き取った。清芳が残した日記などを調べるうちに清芳が隠密だったことと、裏柳生と呼ばれる忍者軍団が幕府転覆の野望を抱いていることが分かった。
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#13番組内容2
忍びの情報を探るため、風車の弥七が伊賀の里へ向かう。弥七は弥七に恋心を抱く女忍者、お春と共に伊賀忍者の頭領、音羽孫右衛門を訪ね、尾張藩の重役が清芳の命を狙ったのだと聞き出した。
さらにお春からの情報で、徳川家康の血を引くという風魔一族が幕府転覆計画に加担していることが分かった。一族の頭領・風魔三郎は裏柳生と手を結び、二百人の軍勢を率いて、将軍を襲撃し、一気に天下を取ろうと企んでいたのである。
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#13番組内容3
老公たちがその企てを知ったことに裏柳生が気付き、刺客が老公を襲う。老公は尾張藩指南役・柳生兵庫の加勢を得ながら風魔三郎の野望を砕こうとするのだが…。
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#14番組内容
老公一行は浜松へ。老公は浜松城の家老、大杉喜内が城から盗まれた将軍家拝領の茶碗を必死に探していることを知った。茶碗は数日後に迫った茶会で使われる予定で、見つからなければ、大杉は腹を切らねばならない。
ところで浜松の城下では数日前に火事があり、牢にも火が及んで罪人たちが解き放たれていた。三日後に戻らなければ罪人たちは極刑となるのだが、まだ数人が帰っておらず、城下は不穏な空気が漂っていた。
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#14番組内容2
錠前破りの名人、儀十も事情があって牢に戻れない一人だった。実は大杉が探している茶碗は儀十が盗み出したものだ。儀十は盗賊から足を洗おうと決心し、盗賊の頭、山猫の文治から最後の仕事と頼まれて茶碗を盗んだ。それを大杉が探していると知り、儀十は愕然とした。五年前、毒蛇に咬まれて死にかけていた儀十の命を救った恩人が、大杉だったからだ。その時人生で初めて人の情けに触れ、儀十は真人間になろうと考えたのである。
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#14番組内容3
儀十は茶碗を大杉に返そうとするが、文治とその手下たち、そして茶碗を裏で売買して儲けようと企む、廻船問屋、春木屋と郡奉行の吾妻佑京が茶碗を取り戻そうと、儀十を追い詰める。吾妻の配下、細田又四郎は儀十に深手を負わせ、茶碗を手中に収める。虫の息の儀十は大杉に詫び、茶碗紛失の黒幕が吾妻であることを伝え、息を引き取った。死の間際にやっと恩人に再会できて改心した、儀十の哀れな心に老公も胸を熱くするのだった…。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
おけらの新助…松井天斗
山内志保…小沢真珠
風車の弥七…内藤剛志 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】
宮川一郎(#13)
山田孝行(#14)
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監督・演出
【監督】井上泰治
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