ドラマコレクション「水戸黄門」
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水戸黄門 第三十八部
#15「気弱亭主と気丈女房・飯田」
#16「太鼓叩きゃ出るホコリ・諏訪」 -
#15番組内容
水戸老公一行は飯田へ。老公は各地からの品々が行き来する流通の要、問屋場で不正が行なわれ、人々が苦しんでいることを知る。以前は殿様にも信頼の厚い女将、お鷹が問屋場を仕切っていたのだが、お鷹は数カ月前突然、奉行所に捕らえられ、城代家老、丸岡軍兵衛の息のかかった物産問屋、扇屋が問屋場の差配をするようになっていた。丸岡はお鷹を失脚させて扇屋の便宜を計り、扇屋に金を出させて妾の室町太夫を囲っていたのである。
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#15番組内容2
そのため、荷物の運搬を請け負う、利助たちは一気に給金が下がり、生活が苦しくなった。利助の女房、お朝は、二人の子供を抱え困り果てていた。にも関わらず、お朝の忠告に耳を貸さず、利助が酒を飲んで金を使ってしまうので、お朝はついに家を飛び出し、尼寺に身を寄せる。亭主がだらしないのは、どの家庭でも同じだ。お朝が利助を見限ったと知って、お朝と同じようにだめ亭主に業を煮やしていた女房たちが、尼寺に集まってきた。
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#15番組内容3
男たちには頼りにならない、自分たちの手でお鷹を取り返し、もとの暮しに戻そうと女房たちが決起する。志保も行動を共にして、女たちの行方を見守る。
女房たちは大挙して奉行所に押し掛け、抗議の気勢を上げる。さらに室町太夫を人質に取り、お鷹を救い出そうと力を合わせるのだったが…。
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#16番組内容
水戸老公一行は諏訪へ。老公は白いひげのよく似合う、年配の侍、坂田伝右衛門と出会った。伝右衛門は四十年も昔に許嫁だった、高岡美津世が困っていると知り、はるばる諏訪に駆け付けた。勘定方で働く美津世の孫、清四郎が出奔し、行方が分からないと風の便りに聞いたからだ。
お人好しの伝右衛門は、頼まれもしないのに清四郎の捜索に乗り出すが、奉行所に直談判に出かけたりと、思いもよらぬ行動で人々をはらはらさせる。
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#16番組内容2
美津世と清四郎の許嫁、若菜もかえって心配が募る。
ところで諏訪では諏訪大社改修のために寄進が行なわれていたが、家老の真鍋多聞と勘定奉行の井川宗蔵は、強引に寄進を取り立て、私腹を肥やそうとしていた。清四郎はその企みに気付き、井川たちを正そうとしたこところ、返り討ちに合い、やむなく逃げ出したのであった。悪事の証拠はその時、真鍋が腕に負った傷である。
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#16番組内容3
山中に隠れていた清四郎を風車の弥七が救い出し、老公も真鍋の悪だくみを知る。
さて、諏訪大社では勧進を盛り上げるために御諏訪太鼓の叩き比べが行なわれることになった。太鼓好きで知られる真鍋だが、今回は悪事の発覚を恐れて身を潜めている。だが太鼓の勇ましい音を聞くと、どうにも我慢ができなくなっていた。老公は若い頃は太鼓打ちの名人といわれた伝右衛門に太鼓を叩いてもらい、真鍋を誘い出そうとするのだが…。
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出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
おけらの新助…松井天斗
山内志保…小沢真珠
風車の弥七…内藤剛志 ほか
(※シリーズ出演者)
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原作脚本
【脚本】横山一真
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監督・演出
【監督】
上杉尚祺(#15)
和田圭一(#16)
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