ドラマコレクション「水戸黄門」
-
水戸黄門 第三十八部
#18「駆け落ち妻の目に涙・駿府」
#19「わははオヨヨの珍道中・三島」 -
#18番組内容
水戸老公一行は駿府へ。一行は将軍家から拝領した棗を家宝として大切に蔵に保管しているという、老舗の茶問屋主人、柿島屋儀兵衛と出会う。儀兵衛の一人娘、おしのは五年前、店の使用人、勘六と駆け落ちして行方が分からなかったが、儀兵衛が大病を患ったと聞き、勘六と二人で見舞いのために帰ってきた。
-
#18番組内容2
病は癒えた儀兵衛だが、実は番頭の与之助とおしのを夫婦にして店を継がせたいと期待していたので、それを裏切ったおしのと勘六は、勘当したも同然で、二人の侘びを聞こうともしない。与之助は、おしのと勘六に店を継いで欲しいと考え、儀兵衛との仲を取り持つが、儀兵衛は頑として聞き入れようとしない。どう見ても与之助より劣る勘六をなぜおしのが夫に選んだのか、儀兵衛はおしのの心情が分からず、ふしぎでならなかった。
-
#18番組内容3
その頃、駿府では町奉行の神田外記が茶問屋の川口屋と結託して、茶の商いを一手に握り、私腹を肥やそうとしていた。それには儀兵衛の協力が不可欠だが、儀兵衛は賛同せず、神田は腹立たしく思っていた。そこへおしのと勘六が帰ってきたという知らせが届き、川口屋は甘い言葉で勘六を誘き出し、おしのを襲う。その時、柿島屋の蔵にあるはずの棗が勘六の元にあると分かる。なぜ勘六が持っていたのか?夫婦の秘密が明らかに…。
-
#19番組内容
水戸老公一行は三島へ。老公は二人連れの旅人、おかねと十歳の少年、長吉と出会う。二人は母子ではなく、おかねは長吉は死んだ知人の子だと説明する。おかねは詐欺師で、長吉と組んで人を騙して稼ぎながら旅を続けており、二人はいつか居酒屋を開くという夢を持っていた。
老公一行と、おかねたちは「ふじ芳」という三島でも好評の宿に泊まることになった。ふじ芳の主人は芳太郎、女将はおふじで、二人は明るく仲のよい夫婦だ。
-
#19番組内容2
しかし、夫婦には十年前に赤ん坊だった息子と事故で生き別れになるという悲しい過去があった。その話を聞いておかねの表情が曇るのを老公は見逃さなかった。おかねは夫婦が語る生き別れの様子から、長吉こそが二人の子だと確信した。事故直後おかねが長吉を助け、ずっと育ててきたのだ。おかねは悩んだ末、長吉を実の父母に返す決心をする。
-
#19番組内容3
ところがその頃、三島の代官、波原吉左衛門と物産問屋の昇屋昇五郎は、ふじ芳の商売を大きくさせて儲けをかすめ取ろうと企んでいた。だが堅実な芳太郎は頑として同意しなかった。
長吉が芳太郎たちの子だと知った波原は、長吉をさらい芳太郎を脅す。おかねは長吉を救い出すため、占い師に扮装してお娟と共に昇屋に送り込んだ。人を騙すのはお手の物。昇屋と波原はおかねの話をすっかり信用するが…。
-
出演者
水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
おけらの新助…松井天斗
山内志保…小沢真珠
風車の弥七…内藤剛志 ほか
(※シリーズ出演者)
-
原作脚本
【脚本】岡本さとる
-
監督・演出
【監督】
和田圭一(#18)
上杉尚祺(#19)
おすすめ情報
以下、一部リンクにはアフィリエイトが含まれます。
テレビ大阪公式サイトはAmazonアソシエイト・プログラムに参加し、Amazon.co.jpのサイトにリンクすることにより、広告料を得ています。