水戸黄門 第三十八部
＃２２「俺の姉に手を出すな・小田原」
＃２３「まぶたの母はおえん！？・鎌倉」

＃２２番組内容

小田原に着いた水戸老公一行は、評判のよい旅籠「真砂屋」に宿泊する。真砂屋を取り仕切るのは、さよという若い女将。さよは弟の良太郎に旅籠の跡をついで欲しいと願っているが、良太郎にはその気はなく、大好きなからくりの工夫を考えながら、街外れの寺に住み込んでのんびり暮らしていた。
良太郎は、新助が江戸でよろず屋の修業をしていた頃の友人である。

＃２２番組内容２

良太郎は空を飛ぶ道具を作るが実験に失敗し、大けがを負ってしまう。新助が良太郎の世話をする。
ところで小田原では、郡奉行の大原甚九郎と料亭の主人、春駒屋久兵衛が結託して、街を再開発して歓楽街を作ろうと企んでいた。そのためには真砂屋が邪魔になる。春駒屋は土地の悪党、粂蔵を使い、真砂屋に嫌がらせを繰り返す。

＃２２番組内容３

さらに粂蔵は、賭場の借金がかさんでいる真砂屋の板前を脅して宿泊客の食事に毒を入れさせた。大原は真砂屋に因縁をつけて取り潰す魂胆だ。さよの危機を知り良太郎が立ち上がった。新助も一肌脱ごうと張り切るが…。

＃２３番組内容

水戸老公一行は鎌倉へ。一行は鎌倉の観光地図を売っている少女、茜の案内で楽しく名所を見物する。茜は縁あって浪人の伊原源三郎と助け合いながら古寺で暮している。茜はおえんという母親が時々旅先から送ってくる手紙を楽しみにしているが、それは実は源三郎が書いたものだった。
源三郎は、お娟の名を知って、しばらく茜の母親に成り済まして欲しいと頼み込む。お娟を母親だと信じ、茜は嬉しそうな表情を見せる。

＃２３番組内容２

ところで鎌倉ではその頃、連続して放火が発生していた。土地を独占しようとする黒谷屋と代官、鷺沼甚左衛門の仕業である。老公が鎌倉に立ち寄っているという噂を聞いた鷺沼と黒谷屋は悪事の発覚を怖れ、老公も亡きものにしようと企むが…。

出演者

水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
おけらの新助…松井天斗
山内志保…小沢真珠
風車の弥七…内藤剛志 ほか
（※シリーズ出演者）

原作脚本

【脚本】
山田孝行(#22)
横山一真(#23)

監督・演出

【監督】齋藤光正