NO.076
   動体視力って なあに
 
 
 
   一流のスポーツ選手の『視力』について、『ボールが止まって見える』『相手がパンチを出す前によける』などと、よくいわれている。彼らの目は、普通の人とどのように違うのか、検証してみたぞ!
-解説した内容
 
 
(1) 視力には『静止視力』と『動体視力』がある。学校などでよく行なわれている『視力検査』は、『静止視力』を検査するものである。
『動体視力』とは、『動いている物体の状況を連続して追い続ける視力』である。
(2) 『静止視力』と『動体視力』には相関性はない。普通の人とスポーツ選手を比べた場合、静止視力については大差はないが、『動体視力』に関してはその差は歴然としている。
(3) 日常生活の中でも、動体視力を鍛える方法はある。前後の動きに対しては、『近くのものと遠くのものを交互に見る』練習が効果的である。一方、横の動きについては、『動いている電車の窓などから、遠くの看板の文字を読む』ことで鍛えられる。
 
 
   
  [ゲスト]
井岡弘樹(プロボクシング元世界王者)
 
 
 
   
   
 
  ニデック  
 
   
   
 
 

10/6(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 10/13(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 10/13(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 10/13(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 10/15(月)
16:00~16:15
 
 
 
NO.077
   科学の未来を訪ねて…
 
 
 
   ロケット打ち上げや人間型ロボットの開発など、現在進められている研究はみんなの未来の生活をどのように変えていくのだろうか。そんなことを考える材料となる展示がいっぱいの、『日本科学未来館』を取材したんだ!
-解説した内容
 
 
(1) 大型ロボットに乗り込んで操作しているような体験ができる『ライドカム』という展示がある。これは『複合現実』の一種であり、実際には小型ロボットを遠隔操作し、そのロボットに取り付けられたカメラやセンサーから映像や振動などが送られているのだ。
こうした技術は、各種訓練や心療などに役立つと考えられる。
(2) 現在、最も技術開発が白熱している分野のひとつが『医療』であろう。特に、『ゲノム』という言葉は随所に登場するようになったが、そのおおまかな意味は『人間の設計図』である。つまり、『ゲノム』を解析することで、人間のメカニズムをより深く理解し、医療に役立てようということなのだ。
(3) このほか、『日本科学未来館』にはさまざまな分野の展示がある。
こうしたものに対し、一般の人々、特に次代を担うこどもたちが興味を持つことが、継続的な科学の進歩には不可欠であろう。
 
 
   
 
 
   
   
 
  日本科学未来館
  http://www.miraikan.jst.go.jp/
 
 
   
   
 
 

10/13(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 10/20(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 10/20(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 10/20(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 10/22(月)
16:00~16:15
 
 
 
NO.078
   すごいぞ!大昔の土木
 
 
 
   大きなダムや橋を作るとき、大きなクレーンやショベルを使うよね。ところが、大阪狭山市にあるため池『狭山池』は、そんな機械がなかった7世紀に造られたんだ。今回は、昔の人がどうやって『狭山池』を造ったか調べてみよう。
解説した内容
 
 
(1) 狭山池は約1,400年前に、『敷葉工法』とよばれる、当時の先端土木工法によって造られたという。『敷葉工法』とは、ウラジリカシなどの枝葉を敷いた上に土をかぶせ、踏み固めた後、枝葉を敷くことを繰り返すことで、強固な堤を造る方法である。
この工法は、枝葉ではなく布などを使うことで現在の土木にも活かされているのだ。
(2) 狭山池が7世紀に造られたという証拠は大きく2つに分けられる。
ひとつは『古事記』や『日本書紀』に、『狭山池』に関する記述があること。
もうひとつは、池の水を流す管に使われている木の年輪を測定した結果、その木が西暦616年に伐採されたものであると判明したことである。
(3) 過去の狭山池の改修工事には、歴史上の有名な人物が関わっているが、『平成の大改修』にはそうした人物は見当たらない。これは、科学技術の進歩によって、そうした作業を行ないやすくなったためである。
 
 
   
 
 
   
   
 
  大阪府立狭山池博物館
安藤忠雄建築研究所
 
 
   
   
 
 

10/20(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 10/27(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 10/27(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 10/27(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 10/29(月)
16:00~16:15
 
 
 
NO.079
   飛べ!!紙ヒコーキ
 
 
 
   ほとんどの人が『紙ヒコーキ』を作ったことがあると思うけど、そもそもどうして紙で作った飛行機が遠くまで飛ぶのだろうか。今回は紙飛行機インストラクターをスタジオに呼んで、そのなぞに迫ってみたぞ!
解説した内容
 
 
(1) 向かってくる風に対して、翼を斜めに向けると、翼の上面と下面で圧力差が生じる。
このとき、上面のほうが下面よりも圧力が低くなるようにすれば、上に浮こうとする力が生じる。この力を『揚力』といい、飛行機が空を飛べるのは、翼によって『揚力』を得ているからである。
(2) 紙飛行機に生じる『揚力』の基本原理は、乗用の飛行機と同じである。
もちろん、エンジンがないので旅客機のような長時間飛行は不可能だが、折りかたによっては、驚くほど長時間飛行させることもできるのだ。
(3) よく飛ぶ『紙飛行機』を折るためには、次のことに注意する必要がある。
まず、左右対称にすること。そして、前側をやや重くしなくてはならない。
 
 
   
  [ゲスト]
丹波純(紙飛行機インストラクター)
 
 
 
   
   
 
  大阪・万博紙飛行機を飛ばす会
大泉紙飛行機クラブ
 
 
   
   
 
 

10/27(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 11/3(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 11/3(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 11/3(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 11/5(月)
16:00~16:15
   
製作・著作