NO.084
   電池をさぐる
 
 
 
   私たちの生活に欠かせない『電池』。でも、どうして『電気』を持ち運びできるのか、みんなは知ってるかな? 今回は『電池』について、いろいろ教えちゃうぞ!
-解説した内容
 
 
(1) 一般に『電池』とよばれるもののほとんどは『化学電池』であるが、『電解質(イオン性水溶液など)と二種類の電極(おもに金属)を要する』という共通項を持つ。この要素さえ満たしていれば、例えば『レモン』に銅板と亜鉛板を差し込むだけで電球を灯すことも可能である。
(2) 人類は、2000年以上も前に『電池』をメッキなどに利用していた。
もちろん、その原理について明確な説明が為されたのは、ずっと後である。
現在の乾電池の基本形になったのは、1800年にイタリアの物理学者『ボルタ』によって作られたものである。
(3) 現在、世界で最もよく使われているのは『マンガン乾電池』であり、負極に亜鉛、正極には二酸化マンガンが使われている。しかし、近年になってより注目されている電池は、携帯電話などに使われる『リチウム二次電池』や、電力貯蔵用として開発が進められている『レドックスフロー電池』など、充電可能なものが多い。
 
 
   
 
 
   
   
 
  松下電池工業
  http://www.mbi.panasonic.co.jp/
 
 
   
   
 
 

12/1(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 12/8(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 12/8(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 12/8(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 12/10(月)
16:00~16:15
 
 
 
NO.085
   音はどうして録音されるの?
 
 
 
   CDやMD、最近では『ICレコーダー』なんてものまで登場しているけど、そもそも音ってどうして『録音』できるのかなぁ。今回は『録音』について大紹介だ!
-解説した内容-
 
 
(1) 『音』とは、物体の疎密が伝わる『波動』であり、物を動かす力を持っている。
我々が『音』を感じるのも、『鼓膜』が空気の振動を感知するためである。
(2) 空気の『振動』を『記録』することができ、それを再現できれば、すなわち『音を持ち運ぶ』ことができるのだ。この原理による『蓄音機』を最初に発明したのは、かの有名な『エジソン』である。
(3) 『デジタル』とは、『数字』という意味であり、『デジタル録音』というのは、空気の振動の形を数字で表わし、記録することである。
その最大の利点は、『如何様にも形を変えられる』ことである。
近年注目の『ICレコーダー』には、針も溝も必要ないのだ。
 
 
   
 
 
   
   
 
  オーディオテクニカ
  http://www.audio-technica.co.jp/
 
 
   
   
 
 

12/8(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 12/15(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 12/15(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 12/15(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 12/17(月)
16:00~16:15
 
 
 
NO.086
   みかんの色んなおもしろパワー
 
 
 
   コタツに似合う果物といえば『みかん』。手軽に食べられ、ビタミンCもたくさん含まれてる優れモノだが、もっといろんなスゴイところを紹介しちゃうぞ!
-解説した内容-
 
 
(1) 『ビタミンC』が豊富な食べ物は『みかん』以外にも数多くある。
しかし、その多くは調理に手間がかかり、その間に『ビタミンC』が失われることも少なくない。その点、『みかん』はそのまま手軽に食べられるので、たいへん効率がいいのである。
(2) 『みかん』には、体に良いさまざまな物質が含まれているが、なかでも、のどに良い『シネフリン』と、アトピーなどに有効な『ヘスペリジン』は、みかん以外の食物にはほとんど含まれていないのである。
これらの物質は、みかんの『果汁』よりも『すじ』や『ふくろ』に多く含まれているので、外皮以外は丸ごと食べたほうがよい。
(3) 『みかん』は、『食べる』以外にもおもしろい利用法がある。
外皮に含まれている『リモネン』には、水垢などを吸着する効果があるので、掃除に利用することができる。また、果汁を使った『あぶり出し』は昔からよく知られているが、これは、果汁に含まれる『カリウム』が紙の主成分『セルロース』の酸化(燃焼)を促すことによるものだ。
 
 
   
 
 
   
   
 
  日本分析化学専門学校
  http://www.bunseki.ac.jp/
フルーツ丸福
 
 
   
   
 
 

12/15(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 12/22(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 12/22(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 12/22(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 12/24(月)
16:00~16:15
 
 
 
NO.087
   管楽器はなぜなるの?
 
 
 
   楽器の鳴らし方にもいろいろあるけど、『吹奏楽』の場合、特に『吹く』楽器が主役。
今回は、そんな『吹く』楽器について、どうして演奏できるのか、教えちゃうのだ!
-解説した内容-
 
 
(1) 音程のはっきりした『音』を鳴らすためには、空気を安定的に振動させる必要がある。
管楽器の場合、その『音源』は三種類に大別できる。
1. リードとよばれる薄い板を振動させるもの。 [クラリネット,
オーボエ]
2. くちびるを安定的に振動させるもの。 [ホルン,
トランペット]
3. 気流の衝突から安定的な振動を作るもの。 [フルート,
リコーダー]
(2) 昔から知られている『草笛』は、オーボエと同じ仕組みである。
そして、どこにでもある『ストロー』でも同様に音を鳴らすことができる。
(3) 管の長さが半分になれば、その音は『1オクターブ』高くなる。
また、管そのものの長さを変えなくても、途中に穴を開ければ同じ効果が得られる。リコーダーなどは、『穴の開閉』によって実質的には『管の長さ』を変えていることになる。
 
 
   
 
 
   
   
 
  神谷徹(ストロー楽器奏者)
大阪音楽大学
ドルチェ楽器
 
 
   
   
 
 

12/22(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 12/29(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 12/29(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 12/29(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 1/5(月)
7:15~ 7:30
   
製作・著作