NO.088
   すごいよ! 笑いのチカラ
 
 
 
   人間のコミュニケーションにおいて重要な『笑い』。でも、『笑い』が持つチカラはそれだけじゃないんだって!今回は、『笑い』が持つ可能性にググッと近づくぞ!
-解説した内容
 
 
(1) 人間にとって『笑い』は、生まれたときから成長とは密接な関係にある。
産まれたての赤ちゃんの『笑い顔』には、『親に可愛がってもらうため』という本能的な戦略があるし、生後4ヶ月頃から声に出して笑うようになることで、腹筋などが自然に鍛えられているのである。
(2) 人間以外でも、例えば『ニホンザル』が快さを表わす『笑い』をすることが確認されている。しかし、『笑い』をコミュニケーションに活かすのはやはり人間だけである。事実、過去に『オオカミに育てられたこども』が保護されたケースで、そのこどもは『言葉』は覚えられたが、最後まで『笑い』だけは覚えられなかったという記録がある。
(3) 『笑い』は人間を健康にする。『パッチアダムス』という映画は、『笑い』によって病気を治そうとする医者の物語であるが、これは実話に基づいている。『BCチェッカー』という、末梢血流を測定する機械で調べてみると、たとえ『つくり笑い』であっても、血流の改善が確認されたのだ。
 
 
   
 
 
   
   
 
  昇幹夫(日本笑い学会副会長)
  http://www.age.ne.jp/x/warai/
聖心女子大学心理学研究室
フューチャー・ウェイブ
 
 
   
   
 
 

1/5(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 1/12(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 1/12(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 1/12(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 1/14(月)
16:00~ 16:15
 
 
 
NO.089
   コマの不思議
 
 
 
   昔ながらのコマから、近年流行の『ベイブレード』まで、日本にはさまざまな『コマ』があるけど、そもそも『コマ』ってどうして回り続けるのだろうか?
今回は、コマが回る理由について考えてみよう!
-解説した内容
 
 
(1) 『コマ』が『回り続ける』ためには、次の3つの条件を満たしていなくてはならない。
1. 軸がある。
2. 左右対称である。
3. 円運動をする。
(2) 回転しているコマには、回りつづけるための、おもに2つの性質がある。
ひとつは、『回転の向きを保とうとする』性質であり、もうひとつは『回転の軸が傾くと、その傾きと直角に力が生じる』というものである。
この性質は、コマだけではなく、円盤やボールなど、回転するものすべてについて共通するものである。
(3) 『よく回る』コマを作るためには、次の点に注意しなくてはいけない。
1. 軸が重心からずれていないこと。
2. 軸の近くよりも、外側を重くしたほうがよく回る。
 
 
   
 
 
   
   
 
  山田善春(オンライン自然科学教育ネットワークラボ代表)
  http://www.nep.chubu.ac.jp/onsen/
ちびっこランド
タカラ
  http://www.takaratoys.co.jp/bey/
 
 
   
   
 
 

1/12(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 1/19(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 1/19(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 1/19(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 1/21(月)
16:00~ 16:15
 
 
 
NO.090
   おなべと熱のおいしい関係
 
 
 
   冬は、なべ料理のおいしい季節。でも、料理の種類によって『なべ』の形や材質がちがうのはどうしてだろうか。
今回は、それぞれの『なべ』の特性について考えてみよう!
-解説した内容
 
 
(1) 『しゃぶしゃぶ』に使われるのは『銅』の鍋である。銅は、最も熱伝導性の高い素材であり、しかも中央部が円筒状になった独特の形状によって、さらに均一に加熱できるようになっている。
(2) 『寄せ鍋』に使われる『土鍋』は熱を伝えにくい。しかし、『土』というのは、たいへん保温性に優れている素材である。
(この『蓄熱』の特性は、料理以外にもさまざまな方面で利用されている。)
(3) 『すき焼き』には『鉄鍋』が使われるが、これは、もともと『焼く』料理であったことが理由の一つであろう。『鉄鍋』は強い火力で焼くことができ、しかも案外保温性にも優れている。
(レストランでステーキを注文すると、鉄のプレートに載せられて提供される。
これは、『鉄』のこうした特性を最もよく表わした一例といえる。) 
 
 
   
 
 
   
   
 
  (株)千田  
 
   
   
 
 

1/19(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 1/26(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 1/26(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 1/26(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 1/28(月)
16:00~ 16:15
 
 
 
NO.091
   ラッコの秘密
 
 
 
   仕草がかわいくて人気の『ラッコ』。でも、あの仕草にも、きびしい環境で生きるためのちゃんとした理由があるんだって。
今回は、北の海に生きる『ラッコ』のヒミツに迫るぞ!
-解説した内容
 
 
(1) ラッコは、北太平洋北部の寒い地域に生息する海棲哺乳類である。
彼らが冷たい海で生きられる理由のひとつは『体毛の多さ』であり、それゆえ、毛皮目当てに乱獲された時期もあった。
ラッコの体毛の数はオットセイの2倍、人間の500倍以上である。
(2) たとえ体毛が多くても、水に浸してしまってはあまり意味をなさない。
したがって、ラッコは常に『グルーミング』を行なうことで、毛と毛の間に空気をたくわえ、保温に役立てているのだ。
(3) ラッコは海棲哺乳類のなかで最も小さく、皮下脂肪が少ない。
そんな彼らは、体温を維持するために、ひたすら『食べて』いる。
ラッコの一日の食事量は、なんと体重の20%にもなるのだ。
また、あの『仰向けになって食べる』手法は、体毛のない手足をできるだけ水に浸さないための工夫なのである。
 
 
   
 
 
   
   
 
  須磨海浜水族園
  http://www.kobe-ita.or.jp/aquarium/
 
 
   
   
 
 

1/26(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 2/2(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/2(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/2(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/4(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作