NO.092
   花粉症はこう防げ!
 
 
 
 春になると『花粉症』に悩まされる人が多いよね。でも、そもそも『花粉症』って、どういう病気なの? 防ぐ方法って、あるの?
今回は『花粉症』について、物知りになっちゃおう!
-番組で教えちゃうぞ!
 
 
(1)
『花粉症』とは、植物の花粉が体内に入ることによって『アレルギー反応』が起きる症状のことである。目や鼻の粘膜に付着した花粉は、粘膜の水分によって割れ、中からアレルギーの原因となる物質を出すのだ。
(2) 近年になって『花粉症』が増えた主な理由は、次の通りである。
a) 戦後、大量の『スギ』が植えられたが、スギの成熟には数十年かかるため、1980年代になってから、それらのスギが一斉に花粉を出すようになった。
b) 都市部の地面はアスファルトなどで覆われている。湿った土に落ちた花粉は再飛散しにくいが、道路などに落ちた花粉は、何度でも巻き上げられるのだ。
c) 都市部で生活していると、大気汚染などの影響で目や鼻の粘膜が過敏になりがちである。また、ストレスや食生活によってもアレルギーの起きやすさが変わってくる。
(3) 『花粉症』を防ぐためには、とにかく『花粉』を体内に入れないことが大切だ。
メガネや帽子、マスクなどは、花粉が体内に入るのを直接防ぐ有効な手段である。
近年では、花粉を吸着して不活性化するウェットフィルターも市販されている。
また、家の中に花粉を持ち込まないことも重要であり、空気清浄機で花粉を吸い取ることも有効だ。
 
 
   
 
 
   
   
 
  竹中洋(大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室教授)
  http://www.osaka-med.ac.jp/deps/oto2/index.html
 
 
   
   
 
 

2/2(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 2/9(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/9(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/9(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/11(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.093
   宇宙をのぞくスーパー望遠鏡!
 
 
 
 宇宙では、いろんなコトが起きてるけど、どうやって観測してるのだろう。
遠くを見る道具といえば、やっぱり『望遠鏡』だけど、最新の望遠鏡ってどんなものなの? 今回はすっごい『望遠鏡』を紹介しちゃうぞ!
-番組で教えちゃうぞ!
 
 
(1) 天体望遠鏡の歴史は、1610年にガリレオが作成し、木星の衛星を観測したところから始まる。この観測によって、それまで信じられていた『天動説』が覆されたわけで、それはまさに『世界を変えた』ということに他ならない。
(2) 冬の夜空がキレイに見えるのは、『湿度が少ない』ためである。
つまり、宇宙から入ってくる『光』が水蒸気などにジャマされにくいのだ。
このことは、望遠鏡での天体観測においても重視されている。
大型望遠鏡の多くは、雨天に悩まされにくい場所を選んで設置されている。
その究極は『ハッブル望遠鏡』。これは、地上600kmの大気圏外を回る『宇宙衛星望遠鏡』であり、空気の影響がない環境で観測できるのだ。
(3) 望遠鏡による天体観測では、『より多くの光を集める』ことが重要である。
日本が誇る『すばる望遠鏡』は、ハワイ島のマウナケア火山に設置され、その反射鏡の直径は世界最大級、なんと8.2mもある。この巨大かつ精密な鏡をつくるのに、7年も要しているのだ。
 
 
   
 
 
   
   
 
 

戎崎俊一(理化学研究所情報基盤研究部長)
  http://www.riken.go.jp/index_j.html
国立天文台
  http://www.nao.ac.jp/index_J.html
NASA
三菱電機
  http://www.melco.co.jp/
オルビィス
  http://www.orbys.co.jp/

 
 
   
   
 
 

2/9(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 2/16(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/16(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/16(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/18(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.094
   おいしいパン、どうしてふくらむの?
 
 
 
 朝食はふっくらとした『パン』という人は多い。でも、小麦から作られたパンが、どうしてあんなにフワフワしてるのだろう。
今回は、おいしいパンの不思議について大紹介だ!
-番組で教えちゃうぞ!
 
 
(1) パンは、小麦粉が『イースト』によって発酵することで膨らむのだが、他の発酵食品と異なるのは、でんぷんが分解されて生じる『アルコール』よりも、その際の副産物である『二酸化炭素』を重視していることである。
つまり、『発酵』によって『二酸化炭素』が生じる働きを利用して、ふっくらとした『パン』にしているのだ。
(2) だが、単に『二酸化炭素』が発生するだけで膨らむというほど単純ではない。
パン作りに使うのは『強力粉』であり、これは『グルテン』を最も多く含むため、水とともにこねると、強い粘りを得られる。この『粘り』こそが、発生する二酸化炭素を逃がさずに、パンを膨らませるのに欠かせない要素なのだ。
(3) 食パンやフランスパンなどは、小麦粉と水、塩だけで作られるが、砂糖やバターを加えたパンも多い。砂糖やバターを加えると『グルテン』の膜の力は弱くなるので、より長時間こねる必要がある。また、バターの油にはパン生地の伸びをよくする性質があり、例えばウィンナーなどに巻きつけることも可能になる。
 
 
   
 
 
   
   
  吉野精一(あべの辻製パン技術専門カレッジ)
  http://www.tsuji.ac.jp
ロンパル
  http://www.ronpal.co.jp/
オリエンタル酵母工業
  http://www.oyc.co.jp/
 
   
   
 
 

2/16(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 2/23(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/23(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/23(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/25(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.095
   ハムスターとあそぼう!
 
 
 
 近年、ペットとして大人気の『ハムスター』。どうして、仕草があんなにカワイイのかなぁ? 野生のハムスターはどんな生活をしてるのだろう。
今回は、かわいい『ハムスター』のヒミツを教えちゃうぞ!
-番組で教えちゃうぞ!
 
 
(1) ハムスターを含む『げっ歯目』は、哺乳類の4割にあたる、約2000種も存在する。
これは、『げっ歯目』のライフサイクルが短く環境への適応力が高く、繁殖力も高いためである。したがって、環境への適応方法も多岐にわたっている。
(2) 『ハムスター』は、乾燥地帯で穴を掘って生活しているため、ジャマなしっぽは退化して短くなっている。また、足の裏全体を地につけて歩くため、速く駆けることはできないが、これも穴を掘る生活ゆえのことである。
(3) 多くのハムスターは『縄張り意識』が強いので、できるだけ一匹ずつ分けて飼うほうがよい。また、後ろからつかむのは、捕食者の行動と見なされ、怖がったハムスターに噛まれる可能性がある。ハムスターを抱き上げるときには、横からやさしく、すくうようにするのが良い。
 
 
   
 
 
   
   
  宮下実(大阪市天王寺動植物公園)
ペットの王様キングス
 
   
   
 
 

2/23(土)

8:45~9:00
  テレビ和歌山(WTV) 3/2(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 3/2(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 3/2(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 3/4(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作