NO.105
   ラクガキが立体になる!?
 
 
 
   思いのままに描いた『ラクガキ』が立体化して動く。
今回は、そんな画期的なゲーム『ラクガキ王国』のしくみに迫るぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 平面に描いた『ラクガキ』を立体のキャラクターに変えるしくみは次のとおり。
例えば、ワタの入っていない『ぬいぐるみ』の外形は平面だが、中にワタをつめると立体となる。これと同じ計算を、コンピューターにさせているのだ。
(2) 『うで』や『あし』がそれらしく動くのは、そうした『パーツ』を指定した場合、絵のなかで『まんなかの部分』に『骨(ほね)』、『曲がっている部分』を『関節(かんせつ)』というように判断するからなのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
『ラクガキ王国』の制作にあたって、数多くの漫画家が賛助しているが、これは『自分で描いたキャラクターが動く』このゲームが『創造力を養う』ことにつながるという期待ゆえである。
 
 
   
 
 
   
   
  タイトー・ガラクタスタジオ
  http://www.garakuta-studio.com/
デザインステーション『キキ』
 
   
   
 
 

5/4(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 5/11(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 5/11(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 5/11(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 5/13(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.106
   ふんわりアイスのひみつ
 
 
 
   凍っているのに『ふんわり』している『アイスクリーム』。
今回は、どうしてアイスクリームが『ふんわり』としているのか、調べてみたよ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 夏に冷たい氷を食べること自体は、中国などで大昔から行なわれていた。
でも、ふんわりとした『アイスクリーム』は、およそ400年前にイタリアで初めて作られたのである。ちなみに、いま『アイスクリーム』を世界でいちばん多く食べているのはアメリカ人だ。
(2) アイスクリームを作るためには、牛乳と生クリーム、卵黄、グラニュー糖(とう)およびバニラなどのフレーバー(風味をつけるもの)が必要である。
材料を見てのとおり、『たんぱく質』や『カルシウム』などがいっぱい。
ひんやりとして、暑い夏でも楽しく食べられるのがありがたい。
(3) 『アイスクリーム』がふんわりとしているのは、中に小さな『空気の泡』がたくさん入っているからである。こうした状態にするためには、冷やす時にも『かきまぜ続け』なくてはいけないのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
最近の日本人はサラッっとした食感を好むようになり、『アイスクリーム』の売上は伸び悩んでいた。そこで登場したのが、『爽』というアイスである。
中にパウダー状の氷を混ぜることで、独特のシャリッっとした食感を出すことに成功、ヒット商品となったのである。
 
 
   
 
 
   
   
  ロッテ
  http://www.lotte.co.jp/
トルコ料理『ナザール』
てんぷら『牧』
ソフトクリーム『スウェーデン』
 
   
   
 
 

5/11(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 5/18(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 5/18(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 5/18(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 5/20(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.107
   ニホンザルの生活
 
 
 
   人間とよく似ている動物、といえば『サル』。なかでも、私たちにとって最もなじみ深い『ニホンザル』の生活について、解説しちゃうぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) ニホンザルは、人間以外では最も北にすむ霊長類(れいちょうるい)である。
雪が積もるところにも生息している彼らは、海外では『ミラクルモンキー』とも呼ばれているのだ。ニホンザルは『オナガザル』のなかまである、といえば変な感じがするかもしれない。およそ30万年前、シカや人間とおなじようにに日本に渡った彼らは、冬の寒さにたえるため、先祖と比べて体は丸く、しっぽは短く『進化』したのだ。
(2) ニホンザルは巣(す)を作らずに、群れですむ場所を変えている。
(このような行動を『遊動』という)。群れは、ボスを中心として、数頭から十数頭のオスとその数倍のメス、そして子ザルで成り立っている。
子育てはメスが行ない、ほとんどのオスは大人になると群れをはなれる。
この『はなれた』オスが、やがて元の群れに戻ったり、別の群れに入ったりすることで、ニホンザルの群れは外部とつながっているのだ。
(3) サルと人間は、同じ祖先から進化してきたものであり、体のしくみなどもよく似ている。サルを研究するということは、人間の『コミュニケーション』のことや、病気のことなどを知るためにも役立つのである。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
日本人とニホンザルの関わりは、時代とともに変化してきた。
石器時代には餌場をめぐって争い、近世以降は『捕食』の関係となった。
現代の『猿害』問題は、こうした厳しい対立関係がなくなり、サルと人間が近づきすぎたことが原因の一つであると考えられる。
 
 
   
 
 
   
   
  渡辺邦夫(京都大学霊長類研究所助教授)
  http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/index-j.html
日本モンキーセンター
  http://www.meitetsu.co.jp/japan-monkeycentre/
 
   
   
 
 

5/18(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 5/25(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 5/25(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 5/25(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 5/27(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.108
   空高くあがれ! ぼくのバイオカイト!
 
 
 
   そよかぜでも空高く舞い、トンビが鳥と間違えて攻撃してくる。
これまでの『凧』とはぜんぜんちがう飛びかたをする『バイオカイト』について紹介するよ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 『和凧(わだこ)』などの場合、風に『押される』ことで浮き上がる。
だから、これまでの『たこあげ』は、強い風が吹く、冬の遊びだった。
ところが、『バイオカイト』の場合は、飛行機やグライダーと同じしくみで浮き上がるので、弱い風でもまるで鳥のようにまいあがるのだ。
(2) 強い風が吹くところで遊ぶ『和凧』は、こわれにくいように丈夫に作られている。
『バイオカイト』は軽い材料を使っているのだが、実は強い風が吹いてもこわれないような『しかけ』がある。翼(つばさ)にあたる部分に『バネ』のしくみを持たせることで、『はばたいて』力を逃がすようになっているのだ。
こうしたことによって、糸も『ミシン糸』や『つり糸』のような細いものが使えるようになっている。
(3) 生き物のような形をしていることから『バイオカイト』と名づけられているが、要するに『左右対称(さゆうたいしょう)』で、飛行機のように『主翼(しゅよく)』と『尾翼(びよく)』があれば、ちゃんとまいあがるのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
『バイオカイト』は、完成品ではなく『キット』として売られており、自分で組み立てるようになっている。組み立てながら『飛ぶための構造』を学ぶことができるので、理科教材としても薦められるのだ。
 
 
   
 
 
   
   
  伊藤利朗(バイオカイト開発者)
森久エンジニアリング
  http://www.biokite.com/
 
   
   
 
 

5/25(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 6/1(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 6/1(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 6/1(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 6/3(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作