NO.114
   ハチミツパワーのフシギ!?
 
 
 
   みんな、『ハチミツ』は好きかな? 美味しくて体にもいい『ハチミツ』、春から夏のおわりまで、ミツバチががんばって集めたものなんだ。
今回は、ミツバチが生みだす『ハチミツ』のフシギなパワーに迫るぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 花のミツを集める『働きバチ』は、実はすべてメスなのだ。ミツバチの集団は、1匹の『女王バチ』と約2,000匹の『オスバチ』、そして30,000匹近い『働きバチ』からなる。『オスバチ』は、ミツを集めることはないのだ。
(2) たとえば『レンゲのハチミツ』などというように、1種類の花のミツが取り出せるのは、ミツバチが集団で行動するからなのだ。
最初においしそうなミツを見つけた働きバチは、尻をふる『ダンス』で他のハチに対して、ミツのありかを教えるのだ。
(3) ハチミツはたいへん腐りにくく、3,300年前のピラミッドから、食べられる状態のハチミツが見つかったこともあるというほどなのだ。
ハチミツが腐らないのは、『グルコン酸(さん)』という、殺菌力(さっきんりょく)のある物質が含まれているからなのだ。花のミツがハチによって運ばれる際に、ミツに含まれる『ショ糖(しょとう)』の一部が『グルコン酸』に変化しているのだ。
グルコン酸には、防腐(ぼうふ)効果だけでなく、ビフィズス菌(きん)を増やす働きや、むし歯の原因菌を減らす働きもある。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
女王蜂と働き蜂は、生まれた時点では同じものである。生まれたときから『ローヤルゼリー』を与え続けられたものだけが『女王蜂』になれるのだ。
不慮の事故などで女王蜂を失った集団は、すぐに幼虫の一部を『女王蜂候補』に選定し、『ロイヤルゼリー』を与え始めるのだ。
 
 
   
 
 
   
   
  東養蜂場(みつばち博物館)  
   
   
 
 

7/6(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 7/13(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 7/13(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 7/13(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 7/15(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.115
   雪が夏に活躍!?
 
 
 
   『雪』といえば、冬に降るものだ。ところが、北海道では夏に雪を利用しようという試みがあるという。というわけで、今回は雪を求めて北海道まで行ってきたよ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 雪国では、除雪(じょせつ)するだけでもお金がかかる。でも、この『雪』をやっかいものとしてではなく『エネルギー源』として使うことができれば、一石二鳥といえる。北海道では、冬の間に降った雪をためておき、夏の『冷房(れいぼう)』に使うことが試みられている。また、雪を使った『氷室(ひむろ)』に野菜を貯蔵(ちょぞう)しているところもあるのだ。
(2) 雪を使った冷房の最大のねらいは『省エネ』である。しかし、他にもメリットはある。ひとつは、雪を使うことでちょうどよい湿度を保つことができるということ。もうひとつは、空気が雪を通る際に、ホコリなどを雪が吸着(きゅうちゃく)して取り除く、というもの。
こうした『体に優しい』ことから、特に高齢者施設(こうれいしゃしせつ)などでの使用が期待されているのだ。
(3) いくら『雪』がエネルギー源になるからといって、その貯蔵に大きな設備を作っていたのでは、割に合わない。だから、なるべく簡単に雪を残す方法についても研究されているのだ。実験によると、4mの雪山を『もみがら』などでおおうだけで、一夏を経ても半分以上の雪が残せたということだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
雪の中で野菜を貯蔵すると、甘くなるという。これは、植物が持つ『防御機能』によるものと考えられている。つまり、雪の中で身を守るために、『でんぷん』を『糖』に作り替えているということだ。
ちなみに、冷凍庫に入れると、細胞が破裂してしまい、まずくなってしまう。
 
 
   
 
 
   
   
  媚山政良(室蘭工業大学助教授)
  http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~s0822037/index.html
沼田町地域振興課
  http://www.town.numata.hokkaido.jp/
西田慎一(じゃがいも農家)
美唄自然エネルギー研究会
 
   
   
 
 

7/13(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 7/20(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 7/20(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 7/20(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 7/22(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.116
   恐竜は生きている!
 
 
 
   『恐竜』が好きな子、多いんじゃないかな? でも、あの姿はどうやって復元されたのだろう? 今回は、化石からわかる『恐竜』の実体に迫るぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) ほとんどの脊椎動物(せきついどうぶつ)の骨格(こっかく)は左右対称である。
また、見つかった地層(ちそう)から生きていた時代がわかり、歯やツメの化石から何を食べていたかがわかるので、すべての骨が見つからなくても、だいたいその恐竜がどんな姿をしていたのか想像できるのだ。
(2) 1995年に中国で『羽毛の生えた恐竜』の化石が発見された。それまでにも、恐竜と始祖鳥(しそちょう)の中間となる種があるはずだといわれていたが、この発見によってはっきりとした。これらの発見と研究によって、現在では恐竜が『鳥』に進化した、という説がほぼ正しいといえるようになったのだ。
(3) 日本でも恐竜の化石は発見されている。しかし、大阪周辺は恐竜が生きていた時代には海の底だったので、恐竜の化石が見つかる可能性は低いという。
ただ、大阪と同様に『恐竜の化石はないだろう』といわれていた福井でも恐竜の化石が見つかっておりで、もしかすると大阪でもそうした発見があるかもしれない。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
『恐竜』というのは、『中生代後期に生きていた陸上爬虫類』で、『尾を地面につけずに歩いていた』ものを指す。したがって、『翼竜』や『魚竜』などは、厳密には『恐竜』とはいえない。また、昔の想像図では、恐竜が尾を地面につけているものが多かったが、現在では否定されている。
 
 
   
 
 
   
   
  福井県立恐竜博物館
  http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
『恐竜工房』荒木一成
  http://village.infoweb.ne.jp/~dinodino/
(株)キントー
 
   
   
 
 

7/20(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 7/27(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 7/27(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 7/27(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 7/29(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.117
   紙づくりに挑戦!
 
 
 
   『紙』が『木』から作られていることは、みんな知ってるよね。
でも、ここでは『野菜』を使って紙を作っちゃうのだ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 『紙』は、木などの植物にふくまれている『繊維(せんい)』が集まってできている。
この『繊維』は、木以外の植物にもふくまれていて、特に食べ物の場合『食物繊維(しょくもつせんい)』と呼ばれているのだ。だから、この食物繊維を取り出せば、『野菜』から『紙』を作ることもできちゃうのだ。
(2) 植物から繊維を取り出すためには、煮つめて『あく』を取り除かなくてはいけない。
『あく』をとるためには、『重曹(じゅうそう)』などを入れて『アルカリ性』にする必要がある。やわらかくなるまで煮つめてから、もみほぐして、繊維を取り出すのだ。
(3) 『紙漉き(かみすき)』には『溜め漉き(ためすき)』と『流し漉き』という方法がある。
和紙づくりでよく見るのは『流し漉き』だが、これにはかなりの技が必要である。
『溜め漉き』だと、大きな紙は作りにくいが、職人技はいらないので、自分で作ってみることもできるのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
家庭で紙作りに挑戦する場合、以下の点に留意すれば成功しやすくなる。
  繊維の多い野菜を選ぶ。穀類や豆類は、繊維が少なかったり短かったりするので、あまり適していない。野菜以外に、雑草などで紙を作ることも可能である。
  野菜の90%は水分なので、薄い紙を作る場合でも、かなり多めに野菜を使ったほうがよい。また、木枠に繊維の入った液を溜める場合にも、かなり厚めに注いだほうが破れにくく、きれいな紙ができる。
 
 
   
 
 
   
   
  大西秀夫(あさね紙巧房)
サロン・ド・パピエ『神戸和紙』
  http://www.washi-chigirie.com/
 
   
   
 
 

7/27(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 8/3(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/3(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/3(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/5(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.118
   まんぷく!バーベキュー
 
 
 
   自然の中で食べる『バーベキュー』って、とってもおいしいよね。
今回は、その美味しさのヒミツや、お手軽燻製(くんせい)の作り方について紹介するよ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) アウトドアのバーベキューが美味しいのには、ちゃんとした理由があるのだ。
まず、肉を焼いたり、その準備をしている段階で、すでに『見る』『聞く』『におう』ことによる刺激があり、唾液(だえき)は出るし、胃も動き始める。
また、自然の中で楽しく食事をすることで、脳の働きがよくなることが、さらに食欲を増しているのだ。
(2) バーベキューの主役『肉』をやわらかくするには、『キウイ』や『パイナップル』につけておくとよい。これは、たんぱく質を分解する酵素(こうそ)がキウイなどにふくまれているため、肉のスジが溶けるからなのだ。
(3) 『燻製(くんせい)』は、もともと食べ物を保存するために広まった料理法である。
しかし、今では独特の『色づけ』や『香り』『風味』を楽しむための料理となっている。
特に、『ソーセージ』や『ゆで卵』『タラコ』など、すでに食べられる状態のものを使って、30分ほどいぶす『お手軽燻製』はアウトドアの楽しみの一つになっている。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
自然の中でのバーベキューによって分泌される『セロトニン』『ドーパミン』には、脳を活性化し、食欲を増す効果がある。それ以外にも、森林の『フィトンチッド』によるリラックス効果や、外で体を動かすことによる全身の活性化、『みんなで食べる』こと自体の効果など、アウトドアの利点は数多くある。
 
 
   
 
 
   
   
  大阪府立総合青少年野外活動センター
  http://www.twin.ne.jp/~outdoor/
ロゴスコーポレーション
  http://www.logos-co.com/menu.html
 
   
   
 
 

8/3(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 8/10(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/10(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/10(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/12(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作