NO.119
   イルカと泳ごう!
 
 
 
   水族館などで人気者の『イルカ』、みんなは見たことあるかな?
イルカといっしょに泳いで、わかったことを、ここで教えちゃうぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) イルカは水の中を泳いでいるが、もちろん魚ではない。肺で呼吸するので、時折水面に顔を出さないといけないのだ。また、イルカとクジラは同じ仲間で、大人になっても体長が4mを超えないものを『イルカ』とよんでいるのだ。
(2) イルカは、『音』を使って障害物などの大きさや形を調べている。イルカが発する音は、頭にある脂肪(しぼう)を通るときに方向を整えられるので、『ソナー』として使えるのだ。また、イルカは複数の音を使い分け、イルカどうしのコミュニケーションにも音を使っているという。
(3) イルカがどのような会話を行なっているかについては、まだ研究中であるが、人間とのコミュニケーションも可能だという。もちろん、互いの言葉を理解できるわけではないけれど、飼育係がボールを持っていると遊びたがり、動作で誘ってくることもあるという。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
近年、イルカと触れ合うことで人間が癒されるという『ドルフィンセラピー』が話題になっている。イルカ自身に『人を癒す』意識はないと思われるが、イルカの発する超音波には、人間の体に対して何らかの効果があるのではと考えられている(現に“超音波療法”なるものも存在している)。
また、『イルカは恒温動物なので触れると温かい』ことも『癒し』の一因といえる。
 
 
   
 
 
   
   
  ワールド・ドルフィン・リゾート
  http://www.j-f1.com/world-dol/
鴨川シーワールド
  http://www.kamogawa-seaworld.jp/
 
   
   
 
 

8/10(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 8/17(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/17(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/17(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/19(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.120
   特殊メイクで変身だぁ!
 
 
 
   今回は、映画などで活躍する『特殊メイク』がテーマ。
スタジオに『ミイラ男』登場、そして紗香ちゃんの痛々しいキズ?! 見逃せないぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) モンスターの姿など、特殊なメイクをするためには、まず顔や手の型をとる必要がある。
型をとる材料は『アリジネイド』。これは、歯医者で歯型をとるために使われているものなので、口に入れても大丈夫なのだ。水を入れると固まるという性質を利用して、手や顔の型をとる。そして、『アリジネイド』の型に『石膏(せっこう)』を流し込むと、しっかりとした型が完成する。
(2) 顔にピッタリと合い、目や口の動きも出せるマスクは、実はゴムでできている。
正確には『フォームラバー』というもので、『ラテックス(天然ゴム)』から作られている。
ラテックスに発泡剤(はっぽうざい)を入れてかき混ぜ、固めるための液などを加えて、石膏の顔型に流し込む。その後、オーブンで加熱すると完成なのだ。
一方、手のほうは『発泡ウレタン』が使われている。スポンジ状の軽い素材で、ソファーや車のシートなどにも使われているものだ。
(3) 型をとるマスクなどは、作成にかなり手間がかかるが、5分で痛々しいキズを作る特殊メイクもある。使う材料は、メイク用のワックスと血のり、そして『ドーラン』。
ワックスに切れ目を入れ、ドーランで色をつけて血のりをぬれば完成だ。
もちろん、本物らしく見せるにはコツがいるが、手軽に作れるので、いろいろ試してみよう!
 
  -プラスあるふぁ-  
 
特殊メイクは、約100年前、つまり映画が誕生した直後から存在していた。しかし、その当時は石膏を直接顔に塗ったりしていたので、たいへん時間がかかるものだった。
優れた素材が開発されたおかげで、手早くメイクできるようになり、近年では映画だけでなく、テーマパークのアトラクションなどにも使用されるようになった。
また、最近ではCGとの競合も起きているが、独創性のある特殊メイクの需要は未だ衰えていない。
 
     
  -ゲスト-廣重隆二(メイクボックス講師)  
 
   
 
 
   
   
  メイクボックス
  http://www.jin.ne.jp/makebox/
 
   
   
 
 

8/17(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 8/24(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/24(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/24(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/26(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.121
   手づくりカメラで思い出づくり
 
 
 
   レンズがないカメラ、と聞いてみんなはどう思うかな?
今回は『レンズを使わない』手作りピンホールカメラの紹介をするぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 写真をとるために絶対必要なものは『光』。カメラとは『光を集めて映像を写す』道具である。レンズやシャッターなどは、単に『光』の入り方を調節するためにあるものなので、光が入る『針穴』だけのカメラでも写真をとることはできるのだ。
家や木などの物体に当たった光が反射し、これが針穴を通って印画紙に当たることでネガができあがる。物体に当たらず直接光が入った部分は真っ黒になり、逆に黒いものの影になったところは白いまま残るのだ。
(2) ピンホールカメラは、身の回りにある道具を使って、簡単に作ることができる。
まず、アルミ缶に針で小さな穴をあけ、これを箱の前面にはり付ける。
箱の中で光が反射してはいけないので、中は黒くぬっておく。そして、印画紙を箱の中に入れれば準備完了だ!
(3) ふだん使っているカメラの場合、光を取り込む時間がとても短いので、はっきりとした映像になる。一方、ピンホールカメラの場合、光を取り込む時間は数十秒~数分であり、その間の『動き』がすべて写真に反映されるのだ。
これが『時間を写すカメラ』といわれる理由なのである。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
印画紙に光が当たると、真っ黒になってしまうので、出し入れは必ず暗室で行なわなくてはならない。ただし、通常の印画紙は、赤い光には反応しないようになっているので、現像作業は赤色の光のもとで行なうことになる。
家庭で楽しむ場合、黒いカーテンまたはフィルムで光を遮り、電球に赤いフィルムを貼り付けた照明を使えばよいだろう。狭くてもかまわなければ、押し入れを使ってもよい。
 
 
   
 
 
   
   
  熊崎勝(ピンホールカメラ研究家)
日本デザイナー芸術学院
  http://www.ndg-nagoya.ac.jp/
ニシゾノカメラ店
  http://www.kobe-catv.ne.jp/~nisizono/
 
   
   
 
 

8/24(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 8/31(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/31(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/31(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 9/2(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.122
   なが~い首『キリン』
 
 
 
   みんな、キリンさんは好きかな? とっても長い首のしくみや使い方を教えちゃうから、ゾウさんのほうが好きな人も、今回は必見だぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) キリンは、シカや牛の仲間だけど、馬はこの仲間に入らない。
キリンや牛は『偶蹄目(ぐうていもく)』、つまり『蹄(ひづめ)』が2つに割れている動物で、他にブタや羊、ラクダなどがこの仲間だ。
でも、馬は、蹄の先が分かれていない『奇蹄目(きていもく)』になるのだ。
また、キリンや牛は、胃の中に入れた草を口に戻してかむ(これを『反芻(はんすう)』という)けど、馬は反芻をしない、という違いもある。
(2) キリンは草原で活動しているが、地面の草を食べる動物はたくさんいる。
首が長ければ、他の動物が食べられない葉や果実を食べることができる。
だから、時代とともに首が長くなってきたのだ。キリンの血圧は高く、さらに『ワンダーネット』という、血が逆流するのを防ぐ器官があるので、首を上げ下げしても大丈夫なのだ。また、キリンの首はたいへん強く、肉食動物と、あるいはキリンのオスどうしで戦うときの武器にもなるのだ。
(3) キリンの赤ちゃんは、生まれた直後で180cm、70kgもあり、生まれてわずか40分後には立てるようになるのだ。また、キリンには、生まれたときからツノが生えているが、これは他の動物のツノとは異なり、骨が伸びたもので、皮でおおわれ、神経も通っているのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
キリンの首が長くなった理由を説明する『進化論』には、かつて2つの説があった。
 
1. ラマルクの環境適応説
キリンの祖先は首が短かったが、木の葉を食べるためにいつも首を伸ばしていた。
その子孫は少し長い首をもつようになり、やはり、木の葉を食べるためにいつも首を伸ばしていた。
このように首を伸ばし続けているうちに、何代も何代もかけて、今のキリンのように首が長くなった。
2. ダーウィンの自然淘汰説
キリンの祖先には、首の長いのや短いのがいた。
首の短いキリンより、首が長いキリンの方が、木の葉を食べるのにも、敵を見つけるのにも都合がよかった。
そのうちに首の長いキリンだけが競争に勝ち、生き残った。
  現在では、ラマルクの説は否定され、ダーウィンの自然淘汰説を中心に、突然変異などを加えた進化説が正しいとされている。
 
 
   
 
 
   
   
  大阪市天王寺動物園  
   
   
 
 

8/31(土)

9:45~10:00
  テレビ和歌山(WTV) 9/7(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 9/7(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 9/7(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 9/9(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作