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秋深まると、『石焼いも』を食べたくなるよね! えっ、オナラが心配?
今回は、サツマイモについて、いろんなことを教えちゃうから必見だよ!
-Qっとくんが理解したこと- |
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(1) |
生のサツマイモはそれほど甘くないのに、石焼いもはとっても甘い。
これは、サツマイモに含まれる『アミラーゼ』という酵素(こうそ)がでんぷんを分解して、糖(とう)が増えるからなのだ。アミラーゼが活発に働くのは60~70℃のときなので、石焼いものようにじっくり加熱すると、とても甘くなる。電子レンジだと、一気に加熱してしまうので、アミラーゼがあまり働かないのだ。 |
(2) |
サツマイモを食べるとオナラが出るのは、サツマイモにたくさん含まれる『食物繊維(しょくもつせんい)』と、『ヤラピン』という成分のせいである。
『ヤラピン』とは、生のサツマイモを切ったときに皮の内側ににじみ出る白い液の主成分で、消化を助け、便の通りを良くする働きがあるのだ。 |
(3) |
サツマイモは、江戸時代に鹿児島から全国に広がったときに、『飢えを救う作物』として注目された。サツマイモはあらゆる作物の中で最も『光合成で栄養を作り出す力』が強く、やせた土地でも育つことができるのだ。
しかも、イモは土の中にできるので、気候の変化や害虫にも強いのである。 |
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-プラスあるふぁ- |
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サツマイモの起源はメキシコからペルーにかけてと考えられている。
紀元前3000年頃には、既に中央アメリカで栽培されていた形跡がある。
世界への広がりについては諸説あり、例えばフィリピンへの伝達については3経路の候補が考えられているが、最も確実なのは、コロンブスによってヨーロッパに持ち込まれ、その後東南アジア、中国から沖縄、鹿児島へと伝わる経路である。なお、緯度の高いヨーロッパではサツマイモはあまり広がらず、『スペインいも』と呼ばれることもあるという。 |
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