NO.142
   大好き!チョコレート
 
 
 
   バレンタインデーが近づいてきたけど、みんなは『チョコレート』好きかな?
今回は、カカオの生長から『チョコレート』のおいしさのヒミツまで、教えちゃうぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) チョコレートの原料となる『カカオ』は、アオギリ科の熱帯植物である。
おもにコートジボアールやガーナ、インドネシアなどで栽培(さいばい)されている。
『カカオ』の木は、毎年1万もの花を咲かせるが、半年後に果実となるのは50個以下という。果実は『カカオポッド』とよばれ、中から取り出される『カカオ豆』は白くてネバネバとした果肉におおわれているのだ。
(2) 白い果肉におおわれた『カカオ豆』は、発酵(はっこう)させて乾かすとネバネバが取れる。『カカオ豆』はこの状態で日本に運び込まれているのだ。
そして皮を取り除き、ローストしてからすりつぶすと、液状の『カカオマス』になる。
『カカオマス』にミルクや砂糖などを混ぜ合わせ、加熱しながら丸一日ねり続けて、ようやく『チョコレート』ができあがるのだ。
(3) 『チョコレート』は、中に水分が多く含まれていると柔らかく、とけやすくなる。
『生チョコ』とよばれる柔らかいものには、生クリームや洋酒などが混ぜられており、それによって水分が多くなっているのだ。
一般に、『生チョコ』には、水分が10%以上含まれているという。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
『カカオ』の原産地である南米では、もともと『カカオ』を薬として使っていたという。これが大航海時代にヨーロッパへ伝えられたが、砂糖を入れていない『カカオ』はもちろん苦く、『チョコレート』が菓子のスタンダードになったのは、ずっと後のことである。
現代人にとって、『チョコレート』はストレス解消に効果的な菓子である。
これは、『カカオ』としての薬効だけでなく、添加されている糖分が速やかに脳へ到達するためである。
 
 
   
 
 
   
   
  江崎グリコ
神戸グリコ
グリコピア神戸
ア・キャトル
 
   
   
 
 

2/1(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 2/8(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/8(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/8(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/10(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.143
   ひつじがいっぱい!
 
 
 
   まだまだ寒いこの季節。暖かい『ヒツジ』の毛に包まりたい、って人も多いよね。
ちなみに今年は『未年』。というわけで、『ヒツジ』について解説しちゃおう!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 『ヒツジ』は、牛などと同じ偶蹄目(ぐうていもく)の 反芻(はんすう)動物で、その祖先はカモシカと考えられている。
中央アジアの草原地帯など、エサの少ないところにすんでいた『ヒツジ』は、短い草や木の芽などを食べて生き長らえてきた。
また、脂肪(しぼう)とフワフワの毛で、寒さから身をまもっているのだ。
(2) 牧羊は、およそ1万年前に中央アジアなどで始まったという。
おだやかな性格と、群れで行動する習性は、遊牧民にとっての家畜としてまさに最適であった。現在でも、ニュージーランドやイギリスなど多くの国で、牧羊犬を使った追い込みが行なわれている。
(3) 『ヒツジ』の毛は、『ウール』として多くの人に利用されている。
細くちぢれた『ウール』は、空気をたくさんたくわえることができるので、冬服の生地として最適である。『ウール』は、人間の髪(かみ)の毛や皮膚(ひふ)と同じ『ケラチン』というたんぱく質でできている。
表面がうろこ状の表皮でおおわれ、繊維(せんい)どうしが絡みやすくなっているのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
羊は、世界各国で飼われ、さまざまな形で利用されている。特に、羊乳は貴重なたんぱく源として重用され、羊乳で作ったバターも各地で作られている。
また、用途に応じて羊は品種改良されているが、毛用種と肉用種に大別される。
なお、日本では重用される機会が少なかった羊が『干支』に含まれているのは、『干支』のルーツである中国でも、羊が生活に密接に関わっていたためである。
 
 
   
 
 
   
   
  国立民族学博物館
  http://www.minpaku.ac.jp/
日本毛織
  http://www.nikke.co.jp/
フォレストパーク神野山『めえめえ牧場』
 
   
   
 
 

2/8(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 2/15(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/15(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/15(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/17(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.144
   地震ってどうしておきるの?
 
 
 
   日本が『地震』の多い国だということは、みんな知ってるよね。
『地震』のしくみについて番組で解説するから、みんなも『地震』と『防災』について考えようね!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 地球は、中心から『核(かく)』『マントル』『地殻(ちかく)』の順になっている。
『地殻』は、何枚もの『プレート』という固い岩盤(がんばん)に分かれており、泥状の『マントル』の上に浮かんだ状態になっている。
『マントル』が『核』で温められると、『マントル』の対流が起き、それによって『プレート』が動くのだ。
(2) 『マントル』によって動かされる『プレート』は、互いに押し合ったり、隣のプレートの下にもぐりこんだりする。上に乗った『プレート』は、もぐっていく『プレート』に引き込まれてゆがんでいくが、やがてその無理な力にたえられなり、バネが弾かれるように元に戻る。
このときに『地震』が起きるのである。
日本列島は4つの『プレート』の上に乗っているので、『プレート』の押し合いによって起きる地震が特に多くなるのだ。
(3) 石に大きな力が加わると、電気が発生する。『地震』が起きる直前には、『プレート』の岩石に大きな力がかかり、ときに砕ける。このときに発生する電気を動物が感じ取り、普段とは異なる行動をとることがあるという。
『ナマズ』は、エサを探すに当たり、魚から出る微弱な電気を感じ取っている。
こうした動物は特に電気に敏感で、地震の前ぶれを知ることができると考えられる。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
動物の異常行動をはじめ、身の回りのさまざまなところで起きる『宏観異常現象』を地震予知に役立てる研究は、特に中国で盛んに行なわれ、実際に地震を予知しての避難に成功した例もある。
一方、地面から出る電磁波を最新鋭のセンサーで計測したり、GPSで地面の変位を測定したりすることで、地震の前兆を発見しようという試みもある。
しかし、当面最も有効な地震対策は『起きてしまった時への備え』であろう。
地震に強い住宅の建築や、災害復旧ネットワークの構築、そして何よりも個人や家庭での備えが大切なのである。
 
 
   
 
 
   
   
  池谷元伺(大阪大学大学院教授)
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
  http://www.dri.ne.jp/
 
   
   
 
 

2/15(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 2/22(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 2/22(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 2/22(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 2/24(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.145
   めざせ!ゲームクリエイター
 
 
 
   みんなは、どんな遊びをするのかな? 『コンピューターゲーム』ってひとも多いよね。
今回は、人気のゲームがどのようにしてつくられるか、『ゲームクリエイター』がどんなことをしてるのか、などなど紹介しちゃうぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 多くの人が協力してゲームを作っているが、『ゲームクリエイター』の仕事は、次のように大きく4つに分けられる。
 (ゲームプランナー)
『どんなゲームを作るのか』を考える人。
操作方法やシナリオなどを考え、それを他のスタッフに伝える。
 (グラフィックデザイナー)
ゲームの『絵』を考え、描く人。キャラクターはもちろん、 背景やアイコンなど、さまざまなものを描く必要がある。
 (サウンドクリエイター)
ゲームの『音』を考える人。テーマ曲やBGMだけでなく、ファンファーレや効果音など、さまざまな音が必要。
 (プログラマー)
ゲームが実際に動くように、プログラムを組む人。コンピューターによる処理の順序を工夫することで、ゲームの動きが大きく変わる場合もある。
(2) みんなに受け入れられやすいゲームを作ろうとすれば、キャラクターの姿や動きは『身の回りにあるもの』をもとに作るのがふつうである。
姿については、身近な動物の特徴をいくつか合わせたものがよく使われる。
動きは、普段の『走る』『投げる』などの行動がキーになるのだ。
(3) 『ゲームクリエイター』になるためには、まず自分に『何ができるか』を知ることが大切である。そのうえで、得意なことの周辺にあるさまざまなものに接し、広い視野を持つことが必要である。
また、ゲームは多くの人が協力して作るので、『仲間とのコミュニケーション』も大切な要素なのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
家庭用ゲーム機で表現されている内容は、この20年間で飛躍的に拡大した。
それに伴い、1本のゲームに携わる制作スタッフの数も増大し、現在ではスタッフロールに100人近い名前が並ぶことも珍しくない。
こうしたゲームの場合、先に挙げた4つの職種の中でもさらに役割が細分化され、例えば『操作方法を考える人』と『シナリオを考える人』が別の人である場合も多い。
さらに、『プロデュースをする会社』と『プログラムを組む会社』が異なる場合も多く、今後そういったケースがさらに増えると予想される。
 
 
   
 
 
   
   
  カプコン
任天堂
エンターブレイン
 
   
   
 
 

2/22(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 3/1(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 3/1(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 3/1(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 3/3(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作