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昔から親しまれた『竹とんぼ』。作ったことがある人、どれくらいいるのかな?
番組を観て、『竹とんぼ』が飛ぶしくみや、よく飛ぶ『竹とんぼ』の作り方をマスターしよう!
-Qっとくんが理解したこと- |
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(1) |
『竹とんぼ』は、『揚力(ようりょく)』を発生させることで飛んでいるのだ。
『揚力』とは、水平に動くものを上に押し上げる力である。
羽根が回転することで、羽根の上にある空気の密度が、下側よりも低くなることで、羽根を上に押し上げる力が発生するのだ。 |
(2) |
『竹とんぼ』が高く飛ぶためには、まず形が左右対称でなくてはいけない。
また、羽根が軽すぎると空気抵抗の影響を受けやすくなるので、ある程度おもりをつけた方がよいのだ。
もちろん、『揚力』を得られるような羽根の角度でなくてはいけない。
軸については、回転数を増やすために、細くしたほうがよい。 |
(3) |
『竹とんぼ』を飛ばすときは、両手をまっすぐに構え、利き手を押し出すときに力を入れるようにすればよい。
よく飛ぶ『竹とんぼ』だと、高さ50m以上、距離100m以上も飛ぶことがあるので、広い場所で遊ぶようにすること。 |
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-プラスあるふぁ- |
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『竹とんぼ』の原型は、2000年近く前に中国で作られたと考えられている。
日本でも、飛鳥時代に作られたと思われる、木のプロペラが見つかっている。
竹を使った『竹とんぼ』については、平賀源内が考案したという説があるが、定かではない。いずれにしても、『竹とんぼ』が庶民に広く普及したのは、『肥後之守』などの短刀が家庭で使われるようになってからのことだ。
なお、『竹とんぼ』の原理に基づいて『ヘリコプター』を作ろうとする研究が、19世紀のドイツなどで行なわれていたという。 |
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