NO.168
   カブトムシ 最強伝説!
 
 
 
   昆虫の王者『カブトムシ』。とっても強いことは、みんな知ってるよね!
今回は、『カブトムシ』の体のしくみや、飼い方などを教えちゃうぞ!
Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) カブトムシは、前はねはあまり動かさずに、後ろはねだけを動かして飛ぶ。前はねは、おもにバランスを取ったり、浮かび上がったりするために使う。飛行機に例えれば、前はねは主翼、後ろばねがプロペラの役割をしているといえる。
そしてカブトムシは、夜になると樹液を求めて飛び回るのだ。
(2) カブトムシには骨がなく、そのかわりに、体の外側の皮膚が硬くなって、体を支えている。ツノもまた、体と同じように皮膚が硬くなって伸びたもので、中は空洞なのだ。
ツノはオスだけが持っており、闘いのために使う。ツノを相手の下にもぐりこませ、くぎ抜きのようにテコの原理を使って、相手をはね飛ばすのだ。
(3) カブトムシを飼育する場合、容器に『腐葉土』を3分の1から半分くらい入れ、隠れることができる木などを入れておくのがよい。
エサは、バナナやパイナップルなどの果物や、乳酸飲料などがよい。スイカは水分が多すぎるので、あまりよくないのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
自然界でカブトムシとクワガタムシが闘えば、ほぼ確実にカブトムシが勝つ。ところが、腐葉土だけを入れた容器の中だと、クワガタムシが勝つケースが増える。
これは、カブトムシのツノが威力を発揮するためには、強靭な脚で木にしがみついている必要があるからなのだ。対して、クワガタムシのアゴは、たとえ脚が宙に浮いていてもそれなりの力を発揮できるからなのである。
 
 
   
 
 
   
   
  寺田弘和(かぶと虫ドーム)  
   
   
 
 

8/2(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 8/9(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/9(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/9(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/11(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.169
   はじめてのヨットセーリング
 
 
 
   夏だ! 海だ! いろんな海のレジャーがあるけど、やっぱりヨットはかっこいいよね。
ヨットが走るしくみや操縦方法を覚えて、さあ、みんなも風と友だちになろう!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) ヨットが風上に向かって走れるのは、『セール』に働く『揚力』という力のためである。
『揚力』は、『セール』に対して直角に、ふくらんだ側へ向いて働く。そのため、『セール』の向きを調節することで、風に対して斜めに向かって走ることができるのだ。
もちろん、追い風の場合は、『セール』でまともに風を受け止めて、風に後押ししてもらうこともできる。
(2) ヨットを組み立てるには、まず『マスト』を立てることから始める。
『セール』の骨となる『バテン』を2本入れて、風を受けやすくする。
次に『ブーム』を『セール』に固定するが、このときに大切なのが、『もやい結び』『八の字結び』という結び方である。
(3) ヨットは舵を押せば左に曲がり、引けば右に曲がるようになっている。
ヨットを自在に操るためには、まず横風を受けて走る方法を習得することから始める。もちろん、広い海に乗り出すわけだから、初心者は経験豊富な人に教わりながら楽しむようにする。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
風を利用して走る帆船の歴史は古く、古代エジプトではナイル川で帆船を使った航行が行なわれていた。しかし、『揚力』を使って自在に走行できるようになったのは、ヨーロッパでは大航海時代(15世紀)、中国ではそれより数百年前とされている。
その後、蒸気船の発明とともに貿易用の帆船は衰退したが、その一方で軽量化したレジャー用の帆船、つまり『ヨット』が発達した。
なお、日本ではごく短期間使われた『朱印船』以外には、ヨットが普及するまで、風上に向かって走れるタイプの帆船は使われていなかったといわれている。
 
 
   
 
 
   
   
  岡淳三・永西由実(大阪府立青少年海洋センター)
宮下陽子(なにわの海の時空館)
 
   
   
 
 

8/9(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 8/16(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/16(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/16(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/18(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.170
   ジュースで乾杯!
 
 
 
   おいしくて野菜や果物たっぷりのフレッシュジュース。みんなは、自分で作ったことがあるかな?
今回は、ヘルシーで美味しいジュースの作り方を紹介するよ。
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 野菜や果物を使ったジュースにはビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、健康や美容によい。また、ビタミンのほかに、糖分やクエン酸など疲れをとるのに役立つ栄養素も含まれている。
ぶどうのジュースなどは、夏にピッタリといえる。
(2) ビタミンCは、日焼けで傷んだ肌の回復に効果がある。しかし、長時間空気に触れると、効果が失われてしまうので、ジュースは手早く作りたい。
また、ニンジンやカボチャには『アスコルビナーゼ』という、ビタミンCを分解する酵素が含まれているので、レモンなどでビタミンCを補うようにした方がよい。
(3) 番組イチオシの夏向けのジュースは、アロエとリンゴのジュース。アロエには胃の働きを助ける酵素や、ビタミン、ミネラル、アミノ酸がたっぷり含まれているのだ。
リンゴを入れることで、アロエの苦味が気にならない、さわやかな味になる。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
ジュースを作る方法は、『ジューサー』で果汁を搾り出す方法と、『ミキサー』で皮ごと混合する方法に大別される。
『ミキサー』を使った方が、野菜や果物のより多くの部分を使うことができるが、混ぜ合わせる過程で、ビタミンなどの成分が一部失われるので、使う野菜や果物の種類、補強したい成分などを考慮して、両者を使い分けるのがよい。
 
 
   
 
 
   
   
  濱田勉(ジューサーバー・コーポレーション)
池田書店
 
   
   
 
 

8/16(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 8/23(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/23(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/23(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 8/25(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.171
   カバのビックリ大発見!
 
 
 
   大きくて、そしてなんとなく愛敬のあるカバ。その生態について、どれくらい知ってるかな?
今回は、カバに関するいろんなこと、教えちゃうぞ!水の中のカバの姿もばっちりだよ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) カバは、一日のほとんどを水の中で過ごす。カバにとっての天敵であるライオンは水の中には入らないので、カバにとっては水の中が一番安心なのだ。
カバの頭は、大半が水に浸かっていても、鼻と目と耳が水面に出るようになっている。
また、まるであくびをしているかのように、口を大きく開けることがあるが、これは周りにいるほかのオスを威嚇しているのだ。
(2) カバは、肌の表面からピンク色の液体を出すことがある。これは、実は汗ではなく、皮膚を守るための分泌物なのだ。
カバの皮膚は、水がないとすぐに乾燥して、ひび割れてしまうが、この分泌液を出すことで、乾燥から守ることができるのだ。また、この分泌液によって、紫外線や細菌の感染からも守られているのだ。
(3) カバは、交尾や子育ても水の中で行なうが、草を食べるときだけは陸に上がる。草を食べに出かけるのは夜の暗い間で、かなり遠くまでエサを探しにいくこともあり、その場合、通り道にふんをまいて、帰り道に迷わないようにするのだ。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
カバは、牛などとおなじ『偶蹄目』に属するが、その中での分類については、大きく変わりつつある。
古典的な分類では、豚に近い『猪豚亜目』とされているが、これはカバが反芻しないことが大きな根拠になっている。
しかし、遺伝子学の発達によって、最近ではむしろカバとクジラがかなり近い種であるという説が有力になってきた。カバの水中適応は、クジラの進化と深い関係があるのかもしれない。
 
 
   
 
 
   
   
  奥乃弘一郎(神戸市立王子動物園)
大阪市天王寺動物園
 
   
   
 
 

8/23(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 8/30(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 8/30(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 8/30(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 9/1(月)
16:00~ 16:15
   
 
NO.172
   輪ゴムでガンマン!
 
 
 
  身近にあって、工作にもよく使われる『ゴム』。何といっても、あの伸び縮みする性質がおもしろい。
今回は、そんな『ゴム』を使って遊ぶ『ゴム銃』の作り方も教えちゃうぞ!
-Qっとくんが理解したこと
 
 
(1) 『ゴム』は、木の樹液から作られている。『ゴムの木』は主に東南アジアで栽培されていて、木の幹にキズをつけて樹液を採集するのだ。
樹液を固めただけの『生ゴム』は弾力性が弱く、切れやすい。しかし、『生ゴム』とイオウを混ぜ合わせて加熱すると、強い『ゴム』になるのだ。
(2) 『ゴム』の弾力を活かしたおもちゃはいろいろあるけど、なかでも手軽に作れて楽しいのが、『輪ゴム』で作る『ゴム銃』だ。
『ゴム銃』は、割りばし5本と輪ゴム7本だけで作ることができる。引き金は、ゴムの弾力によって、引いた後必ず元に戻るように作るのだ。
(3) 『ゴム銃』は、体力に関係なく、こどもから大人まで一緒になって楽しめる。
そんな『ゴム銃』の楽しさを知ってもらうために、『ゴム銃』の射撃大会が行なわれているのだ。射撃大会では、遠くの的をじっくり狙う種目や、スピードが要求される種目などが行なわれている。
 
  -プラスあるふぁ-  
 
ゴムの歴史は古く、6世紀のアステカ文明で天然ゴムが使われていた痕跡がある。
アステカや、11世紀のマヤ文明においても、ゴムは『弾力を活かしたおもちゃ』として使われていたようで、コロンブスが1493年出発の航海でジャマイカに上陸したときに、原住民がゴムの球をけって遊んでいたのを見たことで、ゴムの存在がヨーロッパでも知られるようになったのだ。
なお、ゴムが工業製品として重要視されるようになったのは、加硫ゴムの発明 (グッドイヤー:1839年)、空気入りタイヤの登場(ダンロップ:1887年)を経てからのことである。
 
 
   
 
 
   
   
  水頭一男(共和 泉佐野工場)
浅野純一(日本ゴム銃射撃協会 大阪府支部)
タイ国政府貿易センター大阪
タイ国政府首相府投資委員会
 
   
   
 
 

8/30(土)

9:30~9:45
  テレビ和歌山(WTV) 9/6(土)
18:45~19:00
  びわ湖放送(BBC) 9/6(土)
18:45~19:00
  奈良テレビ(TVN) 9/6(土)
17:00~17:15
  福井テレビ(FTB) 9/8(月)
16:00~ 16:15
   
製作・著作