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みんなゲームは好きだよね。手元のコントローラーの操作だけでなく、プレイヤーがゲーム画面の中に入って動き回ることのできる『アイトーイプレイ』。画面のしくみはどうなってるんだろう? 体感ゲームのヒミツを教えるよ!
-Qっとくんが理解したこと- |
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(1) |
プレイヤーがゲームの中に入ることができるのは、『アイトーイカメラ』で撮った映像がゲーム機本体に送られて、テレビに出力されているからなのだ。
まず、カメラで1秒間に30枚の映像を撮ってデータ化し、本体に送る。すると、そこでデータは動画化されて画面上に再生されるのだ。
ちなみに1秒間で30枚の映像というのは、テレビで流している映像と同じなめらかさなのである。 |
(2) |
『アイトーイプレイ』は何もないところで体を動かしているのに、ゲーム画面上ではボールを蹴ったりヘディングしたりできるのが特長だが、これは、写した画像の部分的な違いを比べて、ゲームの画面に反映させているからである。
プレイヤーが動いた部分の明暗は変化するが、背景は変化しないので、ゲーム画面上でもプレイヤーだけを動かして、はじめからゲームの画面に設定されているビルや発射台などを動かさない、という処理ができるのだ。
でも、動いたものに反応するしくみなので、プレイヤーの後ろを人が通ると、ゲームの結果に影響が出てしまうのである。 |
(3) |
体を動かしてゲーム結果に反映させるものなので、友だちをたくさん呼んで競い合うのも楽しい。また、じっと座っているだけでなく、体を動かす楽しみもある。
これから、もっともっとカメラの映像がきれいになり、多くの映像を処理できるようになれば、プレイヤーの表情を読み取ってゲームを進めるようなものが可能になるかもしれない。 |
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-プラスあるふぁ- |
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『アイトーイプレイ』は、新しい試みのゲームであることや、入力の制約が少ないことなどから、おもしろい裏技がたくさん生み出される可能性がある。
例えば『まどふき天国』では、大きな手袋をはめてプレイすれば早くクリアできるし、カンフーゲームに頭突きを加えるなどといったこともできるのだ。一般的に、ゲームの裏技は次の3つに大別される。 |
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1. |
プログラム上の欠陥<バグ>によるもの。 |
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2. |
制作者が仕込んだもの。裏技が話題になることで、売り上げの「2つめの山」ができることを狙っている。 |
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3. |
制作者の意図を超える創作的なプレイによって生み出されたもの。新しい試みを取り入れたゲームでは、このケースが多い。『アイトーイプレイ』の場合も、今後このタイプの裏技がどんどん発見されるかもしれない。 |
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