2000年5月放映分
NO.006
誕生はまだ?現代の鉄腕アトム
2003年4月3日は、何の日か御存知か?あの鉄腕アトムが誕生した日なのだ。あの未来の日まであと3年。はたして、現実にアトムは誕生するのか?日本の人間型ロボット研究最前線を追う。3年前に発表されたHONDA の二足歩行は世界を驚かせた。一方、大学では早稲田がいち早く、人間型を手掛けてきた。「WENDY」は中身を壊さず卵を割り、目玉 焼きが大得意。「WABIAN」は音楽に合わせてマンボを踊れる。東京理科大の表情ロボは、シリコン製の皮膚の下のアクチュエーターが人間の筋肉と同じ様な動きをして、喜怒哀楽を表現できる。なぜ人間型か?将来ロボットが家庭に入る事を考えると人間型の方が、親しみやすい。開発が急速に進んだのはコンピュータの性能が、急速に向上したことが理由の一つだが、それをスムーズに動かすには、瞬時に大量 に計算し、フィードバックする頭脳が必要。また、まだアニメの主人公の様に、自分で考えて行動することは出来ない。AIに期待するも未だ、遠い未来の話。だが、人間型ロボットは動きはじめた。だれが、天馬博士になるのか?
今回の協力先
HONDA二足歩行ロボット
http://www.honda.co.jp/tech/other/robot.html
放送局・放送日時

5/7(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
5/20(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
5/20(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
5/20(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
5/22(月)
16:00~16:15

NO.007
シドニーで記録アップ?!
サメ肌水着
シドニーオリンピックに向けてハイテク水着の開発が進んでいる。 その中で特に注目を集めているのが「サメになって泳ぐ」水着。 これまで競泳界では水の抵抗を少なくする為選手が体毛を剃ったり面 積の小さな水着を着るなど 努力を重ねてきた。これに対し今回紹介するハイテク水着は全身を覆うボディスーツ型。従来の 発想とは180度逆で「人工の皮膚」を意識している。まさに「サメ」に近づこう、というもの。 サメが体の形状は悪いが速く泳げるその秘密はサメの皮膚にある、一方向に規則正しく平行に並んで いる小さなV字型の溝にある。この溝が泳ぐ時に微妙な渦を発生させる。これが水の整流効果 を 生み抵抗を小さくしているという訳である。このような特性を水着に応用したのが今回のサメ肌水着。 よく見ると表面にサメ肌を応用した細かい溝が無数にプリントされている。この深さ0.1mmのV字型 の溝は、選手が泳ぐ時小さな渦を発生させる。また水に触れると浮き上がる鱗模様は溌水部と非溌水 部がある為表面部を流れる水に速度差が発生し、ここでさらに渦ができ、双方の渦による整流効果 で 水の抵抗を減らすというしくみ。実際に泳いだ際の抵抗はアトランタ5輪より7.5%減という。まさに テクロノジーを着て泳ぐという感の今回サメ肌水着。金メダルなるか?
出演者:ミズノ株式会社 技術開発部ウエア開発課 松崎健
今回の協力先
放送局・放送日時

5/14(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
5/27(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
5/27(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
5/27(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
5/29(月)
16:00~16:15

NO.008
撮るぞ!私の自慢のショット
若い女性の間でスチール写真が流行している。自分の作品を持ち寄って批評しあう写 真講座も 人気を呼んでいる。そんな中、「我も写真に自身あり!」ロボットも名乗りをあげた。 その名は「サイバーフォトグラファー」。このサイバー君、名画の構図を利用して一番絵になる 風景を撮るという。さて、サイバー君、どう自分の作品を撮るのか?そのしくみは、リモコンで 指示すると頭部が回転し、周囲360度のパノラマ画像を撮影。このパノラマ画像を輪郭等をもとに 部分事に、被写体の候補として分ける。そしてこの中から色や大きさ等から人間の注目しそうな 部分を被写体として選びだす。最後に被写体をバランスよく収めるための構図をモネやゴッホなどの 名画約200点の構図データベースから探し、その構図に当てはめ一枚の作品に仕上げるというもの。 観光スポット奈良で、サイバー君と写真好きな女性と撮影対決。はたしてどちらがベストショット を狙えるのか?
出演者:ATR知能映像通信研究所 第3研究室 田中昭二
今回の協力先
放送局・放送日時

5/21(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
6/3(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
6/3(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
6/3(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
6/5(月)
16:00~16:15

NO.009
めざせウォーキングの達人
とかく運動不足になりがちな現代人。とはいえフィットネスジムに通 う時間もない。 そんな中、好きな時に一人で楽しめ、道具もいらない、しかも健康増進にもつながるという ウォーキングを楽しむ人々が増えている。ウォーキングといってもただ歩けばいいという訳 ではない。健康づくりにはどう歩けばいいのか?日本歩け歩け協会は、背筋を伸ばし腕を90度 ぐらいに曲げて、大きく振りながら歩幅を広げ(身長の約45%~50%)目標心拍数で (220-自分の年齢に0.6を掛けた数値)毎分90~120mの速度で歩く。これを週3.4日繰り返す 事を勧めている。また、バイオメカニクスの権威、小林寛道教授は胸から下をすべて脚のように イメージして歩く新理論「コアーストレッチ・ウォーキング理論」を提唱している。胸をひねり 踏み出した足に腰をのせるようにして歩くこの新理論は、体全体の筋肉を積極的に使う為、腰痛や 肩凝り内蔵機能の改善に効果があるという。この理論を実践しやすいシューズも開発されている。 適切なウォーキングは肥満や心筋梗塞、骨粗しょう症などの生活習慣病の予防にもなると専門家 も勧めるウォーキングの効能を探る。
出演者
●日本歩け歩け協会・ウォーキング主任指導員 高部郁夫
●株式会社アシックス・アスレチックシューズ事業統括部 池田憲昭
●同・スポーツ工学研究所健康シューズ開発チーム 勝真理
今回の協力先
放送局・放送日時

5/28(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
6/10(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
6/10(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
6/10(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
6/12(月)
16:00~16:15
製作・著作